8月に楓を見送ったばかりなのに、9月になり力丸の異変に気がつきました。

 

イヤ、リキはずっと前から痩せてきた事に、本当は気づいていたのです。

 

楓や触れないグレコの膀胱炎に気を取られ、食べているからいいか…

と気づかない振りをしていた事が悔やまれます。 

動物の中には体調の悪さを隠すものもいる

と聞きますが、力丸はそのタイプかもしれません。

…それは言い訳で単に私が鈍感だったのでしょう。

 

いよいよおかしい

と思ったのは、食べなくなると同時に、他の猫と距離を置くようになり、私とリマ、ビン子の部屋のケージのハンモックに身を隠すようになった事です。

 

これは身を隠している

と言うよりも、

おかしいよ!何だかとっても身体が辛いんだよ

と、アピールしているようにも見えます。

 

異変に気づいた時は火曜日で、診察は午前中のみ、既に診察時間は終了し

翌日水曜日は休診日です。

 

何が起こっているかかは診察して貰わなければ分かりませんが、この子も楓同様、腎不全が疑われました。

 

調度1年前の血液検査では、腎臓の数値がギリギリでした。

体重減少があったので、甲状腺機能も調べてもらいましたが、それは異常ありませんでした。

口腔内は暴れるため診察できませんでした。

白血球が26.28(正常値 2.87~17.02)と高めだったので持続性のある抗生剤コンベニアを打ってもらいました。貧血はありません。

 

 

とりあえず今出来る事としては

補液です。

補液の材料は常にストックしてあるので、緊急時には便利です。

夫に手伝って貰い、60mlの注射器二本分を身体に入れました。

ガリガリに痩せています。

 

初めての補液に低く唸りながらも抵抗しないのは、それだけ弱っているからかもしれません。  

 補液の後も脱力状態

 

翌日午前中

どうせならと、がんちゃんも連れていきました。

 

がんちゃんも口臭があり、歯肉の状態が良くないので、何れは抜歯も視野に入れ、手術が可能か、血液検査をしてもらうためです。

 

この時点で、力丸とがんちゃんの状態に差程の違いはない

と、今から思えば、相当楽観的な予測をしていました。

 

結果は雲泥の差がありました。

がんちゃんは、血液検査上は悪いところはなく、予防的な抜歯は検討の余地はあるものの、緊急性はない

との事でした。

 

一方、力丸については、口腔内の状況は極めて悪く、それを裏付けるかのように白血球の上昇がありました。

WBC43.66(正常値 2.87~17.02)

 

しかし、腎不全や貧血が酷く

麻酔をかけられる身体ではない

と言われました。

 

特に貧血の指標である赤血球やHCT(ヘマトクリット)は正常の1/3程度に落ち込んでいました。

RBC(赤血球) 2.64(正常値 6.54~12.20)

 

HCT 12.8%(正常値 30.3~52.3%)

 

 

腎臓が悪くなると、貧血を併発する猫は多いものの、ここまで落ちた猫はいません。

 

暮れに亡くなった末期癌の寒太郎でさえ、ここまで悪くはなかったのです。

 

造血ホルモン剤の提案もありましたが、今まで打って良くなった

という成功体験がありません。

逆に悪くなった事はあります。

(そのせいではないかもしれませんが)

 

口腔内の炎症については持続性の抗生剤 コンベニアを打ってもらいました。

 

1年前に比べて腎機能も落ちています。

クレアチニン 4.1(正常値 0.8~2.4)

BUN7.4(正常値 16~36)

 

主治医と相談し、腎不全の治療には今までどおり、我が家に於ける標準治療である、補液とコバルジンの投与

口内炎の炎症に対してはコンベニアと、服薬は難しいため、プレドニゾロンの注射で対応する事になりました。

 

治療に反応せず、このまま逝ってしまうかもしれない

と言われました。

 

力丸12才

楓のように触れない猫でもないのに

ここまで悪化する程放置したことに強い罪悪感を覚えました。

しかし、過ぎた事は仕方ありません。

出来る事をしていくしかありません。

 

力丸は良く頑張ってくれています。治療に反応すると嬉しくなります。

炎症がおさまり、口の痛みがとれてきたのか、食欲が出てきました。

ステロイドの作用があるのかもしれませんが、以前の力丸に比べると、1.5倍~2倍位は食べます。 

大衆食にも食らいついています

 

ボク、食べます!の意思表示
 

しかし、その割に身体の動きは鈍く、体重は増えません。

貧血のせいだと思われます。

赤血球が少いので全身に酸素が行き渡らないのでしょう。

 

調べてみると、貧血の原因は色々あるようですが、それに対して出来る事は限られそうです。

緩和ケアとしては、現在の処置で概ね間違いはなさそうです。

 

何でもいいから食べて欲しい

と、力丸の好きなものを揃えました。

頂いた物もあり、助かっています。

 

 

折角食べた物を吐いてしまうことが続きました。

2週間経って2回目のコンベニアを打ちに行った時、吐き気止めのプロナミドを処方してもらい、飲ませるようになってからは、落ち着いています。

 

体重はほんの少しだけ増えて3.08が3.12kgになっていました。

たくさん食べているのに、ほぼ横ばいです。

 

病気の猫は愛おしさが増します。

食べなくなったら、急激に悪化しそうですが、苦しみの少い最期である事を願っています。

久しぶりに晴れた日、少しだけ庭に出ていました
 
相変わらず、普段は廊下の隅っこ生活