押し掛け猫の二代目ジャック(♀️)は別宅を作る名人(猫)でした。
時代は昭和から平成に移り、
戸建てに於ける猫の室内飼いについてはまだ少数派だったように思
平成元年
我が家も念願の一軒家を手に入れ、
新築にあたり、
猫はジャック以外に飼うつもりがなかったので、
目的や作用は違いますが、
施工会社も面白がって調べてくれた結果、
後で思えば、それが諸悪の根源でしたが、今までトイレの窓から自由に行き来していた猫が、
私自身も子供の頃から自由に動き回る猫の飼い方しか知らなかった
と言って、日中仕事で留守が多い中、
それに対応する
実に合理的なやり方だと、当時は大満足でした。
その方法は少しの間は効果的でした。
しかし、ジャックは首輪の磁石を落としたか、
失くしてしまいました。
何れにせよ
磁石が無くなれば、通路は誰でも通れるただの「猫の通り道」
その結果、近所のノラ達が夜な夜な我が家を訪れる羽目になり
中には勝手に居着く者まで現れました。
さらには子猫のももを保護し、
猫は敏感な生き物です。
自分がオンリーワンでは無くなった以上、
と考えたのか?
ジャックは次第に我が家から足が遠退き、
ジャックは人の心を捉える名人(猫)でした。
猫は大して好きではないが、ジャックは特別
という人も何人かいました。
日々の食事を手に入れることは
ジャックにとって、そう難しい事では無かったようです。
ジャックが新しく狙いを定めたのは数件先にある
50代位のお母さんと30代位の息子さんの2人が住む家でした。
2人とも優しそうな方でした。
挨拶方々、家の事情を伝えて
ジャックの飼い主になってもらえるか?
伺いを立てたところ、答えはノーでした。
ご飯をやる事は出来るが、家の中に上げる事はできない
と言われました。
夏の間の外暮らしは耐えられても、秋も深まりだんだん寒くなる。
ジャックを団地のNちゃんちで飼って貰おうと。
娘の幼なじみNちゃん家は我が家の隣の棟で、
娘は嫌がりました。
例え滅多に帰ってこなくても、姿を見ると、
この地域からジャックが居なくなるのは嫌だったのでしょう。
しかし、今回ばかりは
それは我が儘である。
寒さが厳しくなる中で、
と強く説得し、娘も泣く泣く承知しました。
Nちゃん家では、家族会議を開き
他ならぬジャックなら
と、全員一致で受け入れが決まったそうです。
早速ジャックを送り届け、ご家族に託しました。
それから暫して…
チャイムの音に出でみると
別宅の息子さんです。
そして、こう言いました。
「うちのジム知りませんか?」
一瞬「うちの?ジム?だれ?」
と思いましたが、直ぐに
あー ジャックの事か
と思い当たりました。
以前訪ねた時に聞いた「ジャック」という名が記憶に残り
何となくそういう名前
と言うことで後に「ジム」に変換したものと思われます。
寒くなるのに、外に居させるのは忍びなく、
今では家族同様に可愛がられて幸せに暮らしていること
等を伝えると
最近は家の中に入れていて、飼うつもりだった。
が、幸せに暮らしているなら良かった。
と、少し寂しそうでしたがジャックの幸せを祝福してくれました。
しかし、
続く
我が家でのジャックの写真 探したのですが、どうしても見つかりません。
見つかり次第、掲載します。




