サクラ、ネズ公、グレ子の出身地であるH町で、
利用者さんは既にマンションへの引っ越しが終わり、
周辺の片付けなど、着々と準備が進められているとの事です。
倉庫がなくなれば、許可を得ての餌やりは出来なくなります。
週に2回でも、かなりの量のドライフードを置いてきているので、
餌場が無くなれば、新たな場所を求めて猫は移動し、
運が悪ければ…
それは考えたくありません。
その事は取り壊しの決まった時から、覚悟していた筈です。
幸い近所でも餌やりしている方はいて、
増やさないための手術などは一切やらない方でしたが、
手術の必要性を話すと怒り出し、
ヘルパーさんが心配していること。
それは、倉庫に住み着いていて、そこから離れない子の事でした。
他の猫の姿は殆んど見ることがないのに、
面影にまだ幼さの残る若猫で、![]()
不明です。
その子には他に行き場がないのだろう…
とヘルパーさんは心配しています。
餌やりの経験のある方なら分かると思いますが、
それで、相談というのは、その子の保護でした。
私は保護活動から引退した事や、
と言われました。
初めは手術だけかと思ったので、捕獲器を貸し、
手術のノウハウを多くの人に広めるのも大事な活動です。
私はどうも、手を出し過ぎた
と、今になって反省しています。
しかし、目的は術後リターンではなく、保護であると知ったので
「こういう猫の譲渡は難しいので、自分で飼うのはどうか?
という理由で、却下されました。
今まで、猫を飼った事のないヘルパーさんにとっては、
しかし覚悟を決めれば、やってやれない
事ではないのです。
終生飼うので、無理に馴らす必要はなく、
そうです。テレビでやっていたあの女性芸人さんのやり方です。
あの場合は最終的には譲渡を目標にしているので、
と開き直れば良いのです。
時間が経てば、案外馴れるかもしれません。
一匹飼いだと可能性はあります。
世話する者への見返りは、安全な場所でお腹いっぱい食べ、
悪天候の日や姿を見せない時に、色々と悪い想像を巡らせて、
と、言うは易し行うは難し。
踏み切れないのも分かります。
知り合いのボランティアを通して、
打診して貰いました。
取り壊し間近となれば、
事は急を要すると、シェルターからの返事を待たず、翌日14日(
私は5ヶ月ぶりに倉庫を訪れました。
骨折するまでの2年間、週一で餌やりに通った場所です。
猫の通れる位に開いていたシャッターを上げると、
これが多分、ヘルパーさんの言っていたグレーの子でしょう。
他の猫が入る可能性を考えて、捕獲器は2台掛けました。
翌朝日曜日、目覚めたのは9時前で、
朝食も摂らず、車で30分の現場に駆けつけました。
2台の捕獲器の中には各々猫が入っていましたが、
一匹は、3年前に手術を終えた猫で左耳カットしています。
グレーの猫は何匹か手術したので、確証はありませんが、
もう一台の捕獲器には白い子猫が入っていました。
手術済みの猫は放し、子猫は連れて帰りました。
ラインを見ると、メールが入っていました。
残念ながら、
との事です。
仕方ないと思いました。
馴れていない猫の譲渡が難しいのは、
皆が欲しがるのは、人馴れした健康な猫です。
貰い手がなければ場所を塞ぎ、養育費が掛かります。
正直、グレーの猫が捕獲器に入らなかった事を、
最悪、また引き取る事になるのではないか?
という懸念があったのです。
成猫は駄目だが、子猫の引き取りなら出来る人がいる
と言われました。
馴らす事が上手で譲渡先選びも確実で、周囲からの信頼も厚い☆
その前に、蚤、寄生虫の駆除、ウイルス検査やワクチン、
その日の午後、捕獲器のまま、掛かり付け医に運び、
それまで、大人しかった子猫は、捕獲器から引きずり出され、
さながら、野戦病院です。
無理もありません。
いつもなら数日かけて落ち着かせ、ピロケースに入れてから病院に運ぶのですが、今は時間がありません。
こんな状態で持ち込んでも嫌な顔をせず診て貰えるのは、
動物病院によっては、外猫は一切御断り
という処も多いのです。
子猫は生後3ヶ月半位の男の子
体重1·45kgでした。
ウイルス検査の結果はAIDS、白血病陰性です。
ワクチンをしたので、一両日副反応を診るため、
不思議な気持ちでした。
此までと立場が逆転したのです。
今までは受ける側の人間だったのが、
後進が育っている事に感謝します。
子猫は幸い、保護当日、しかもワクチン後であるにも拘わらず、
久しぶりの子猫はやはり可愛いです。
翌日になると鳴き出しました。
緊張が解けて自己主張始めたようです。
夕方、ボランティアさんと待ち合わせ、
託した後は肩の荷が下りてホッとし、ひどく疲れました。
たった2日間の事なのに、
と実感しました。
ラインを交わしたボランティアさんから、
おまかせ下さい!
のスタンプが心強かったです。
一方、ヘルパーさんには
捕獲器に目指す猫が入らず、
言い訳に聞こえたかもしれませんが、現実の厳しさを伝え、
引き取り手によっては、劣悪な環境下に置かれ、外にいる方がまし
という場合も有ること等も伝えました。
グレーの子の代わりに子猫が入り
里親を見つけてくれるボランティアに託した事。
H町に関わるのは、これを最後にしたい
とメールしました。
彼女は現実を受け入れてくれました。
見たことのない子猫が保護されたことを喜び、倉庫が取り壊される日まで、
その心情を思うと切なくなります。
3年前、ふとした事から子猫を見て以来、
一度知ってしまった事実から目を背ける事は出来ないでしょう。
水はどうするのか?
雨水を飲むのだろうか?
と、疑問は次々に湧いてくるようです。
倉庫には、
ヘルパーさんにとっては辛い事かもしれませんが、
託して5日目の昨日(20日)
ボランティアさんから、画像とメールが届きました。
白ちゃんですが、
声がカエルの様になりまして![]()
怒りながらご飯を平らげ、シャーシャーはしてますが、
おもちゃを入れてあげると、![]()
ペットカメラで見られてるのも知らずに![]()
少し時間かかるかもですが、いい感じになって来てると思います![]()
ちなみにお名前はちゃお君になりました。
幸せ☘になって欲しいと心から思います。











