猫が増えるに従って、
しかし、猫は「外に出る!」
という既得権を手放そうとしません。
仕方なく、庭を丸ごとフェンスで囲う事を思いつきましたが、
その頃は保護猫活動をライフワークにする心づもりが出来ていまし
室内飼いを目指す譲渡対象の猫は当然外には出せないので、
譲渡出来ない猫たちも増えていました。
たくさんの猫を救う道を選んだ為に、
その中で、出来る事と言えば、身近(リビング)に置いて、
早速業者に見積りを出してもらいました。
私の感覚としては、当時は安いと思いましたが、
たいして広い庭では無かったこと、
幸い、庭は通りからは見えない構造になっています。この目立たない位置こそが重要でした。
通りから丸見えでは、好奇の対象になった事でしょう。
工事に掛かる前に夫に屋根付きのテラスを作って貰いました。
仔犬を保護した時は寝床にしたり。。。
夫の趣味の干し柿を吊るしたり。。。
この緩衝地帯は随分役に立っています。
フェンスが完成した後にキャットウォークとウッドデッキも作って貰い、
何しろ土足で出入りするのですから、
外で暮らす犬の為でもありました。
猫の好きなマタタビ科のキウイの木も植えました。
その頃、色々考えるのは、楽しかったですね。
2002年9月
いよいよ完成し、猫たちは敷地外には出られなくなりました。
最も執着の強いけんはフェンスにしがみついて不満の声を張り上げ
フェンスで囲まれているので、
守られているという安心感があります。
何より良かったのは、
出入り自由の猫が突然帰らなくなった場合
それは、帰れない事情が発生した事を意味します。
今までの猫は出入り自由だったけど、問題なかった
という里親希望者さんを説得する時、
1001回目に帰らなければアウトですよ。
生死が分からないのは、死なれるより辛いものです。
と伝えました。
それは他ならぬ私自身の体験なのです。
フェンスで囲う前、2匹の猫が突然帰らなくなりました。
ポスターを貼ったり、ショッパーに載せたりしましたが、
そんな話をしても半信半疑な方は御断りしました。
人の考えや行動パターンが容易に変わらない事は自分自身で実証済
折角保護した猫には安全で幸せに暮らして欲しいですからね。
フェンスは完成したものの、
ある時、
この子たちは小柄なので、フェンスの隙間からすり抜けたのです。
いつの間にか、また戻っていました。
その都度、原因と思われる箇所を突き止め、補修しました。
そして、その後は抜け出した猫は一匹もなく、
(その話はいずれまた)
フェンスで庭を囲ったもうひとつの理由
それは外の生活を知っている猫が終末期になるとふらふらと外に出
問題でした。
昭和30年代の猫の飼い方が身に付いている私は、
という気持ちもあります。
と言って、死に場所を自由に決めさせたらどうなるでしょう?
最後に選んだ場所が他人の敷地だったら。
見知らぬ猫の腐乱死体を発見することになった人の気持ちを考える
そう考えると「猫の神秘」で片付けられない問題だと思うのです。
外に出たいという猫の思いは一旦は叶えてあげられるようになりま
結局は庭に出た猫も連れ戻し、
あれから22年
庭に出る猫は一匹も居なくなり、
キャットウォークも朽ち果てました。
床材は耐水性の強い物にしたので丈夫ですが、
最後の犬も亡くなって2年
(この子はその数年前から、室内飼いにしています)
リビングを開放した後は、
悩んでいます。
窓から外を眺め、興味津々の子もいます。
折角作った安全地帯だから、有効活用したいという思いと、
という間で悩む寮母です。![]()








