音声にご注意ください

 

見た目シャムくんの激しい抵抗にあい、なす術もなく途方にくれていた私ですが、ある日の会場で運命の出会いがありましたニコニコ

 

譲渡会は駅前の広場で行われていたので、立ち寄るのは必ずしも猫が欲しい人ばかりではなく、興味を持った人が足を止めて猫談義に花を咲かせる事があります。

 

相談に乗ることもあります。

 

その中に、一度シャム猫を飼ってみたい

と仰有るお母様と娘さん、二人連れの方がいました。

 

ずっと猫を飼っていた方で、家にも2匹の先住さんがいるそうです。

 

猫の扱いには馴れていて、信頼できる

と判断しました。

 

そこで我が家の見た目シャム君の写真をお見せして、どうにもならない状況にあることをお話しました。

 

決して楽観出来ない状況であること、家庭内ノラになってしまい、もしかしたらずっと触れないかもしれない

ともお話ししました。

 

一度ケージから出すと捕まらないと思うので、脱走に細心の注意を払い、トライアルも原則なし(返したくても返せないと思うので)

という、先方さんには極めて厳しい条件であり、私にとっても大きな賭けでした。

 

 

手元を離れてしまえばそれで良い

とは思っていません。

 

難しい子ほどそれに見合った包容力と実力のある方を選ばなければなりません。

 

長い年月、里親希望の方と接して、人を見る目は養われたと思っています。

 

賭けてみる価値はある

と思いました。

 

 

どうにもならない状況に陥ったら室内に捕獲器を仕掛けて返して貰えば良い(実際そんな子もいます)と、内心思いましたが、それは言わないでおきました。

 

常々里親希望者さんには、トライアルは「ダメなら返せばよい」

ではなく「それなりの覚悟を持って臨んで欲しい」とお伝えしてきました。

 

猫を家族に迎えると言うことは無論メリットはありますが、良いことばかりではありません。

 

テレビやYouTubeで、可愛い良いイメージばかりが宣伝されますが、両方踏まえた上で大きな決断をするのです。

 

 

話がそれましたが、里親さんが決断してくれたのに、私はウジウジと迷っていました。

 

心配性なんです不安

 

毎回お届けの際に、猫のプロフィールや保護の経過、気を付けて欲しい事などを書いた情報シートをお渡ししていますが、そこに私の不安が現れています。

 

お願い

 

保護以来、狭いケージでの生活もあり、ストレスがたまり人間不信に陥っています。

 

鳴いたり、攻撃的な態度をとりますが、ご容赦下さい。

 

人に見られると、敵意を感じるようです。

直接見ないようにして、優しい声で話しかけて下さい。(ケージを布で覆うと安心します)

 

ケージから出ると、外へ出ようとすると思います。

鍵を締め、周辺に壊れやすい物を置かないで下さい。

 

脱出が無理と悟ったら、身を隠す場所を探すでしょう。

時間の経過と共に、そこが自分にとって安全な場所であると納得すると思います。

 

人に心を開くのはその後だと思います。

ゆっくり気長に見て頂けるようお願いします。

 

 

お届け当日、見た目シャム君に盛大に威嚇されビビッた私は、思わず「どうしましょう?」と電話で確認してしまいました。

それでもOKと仰有って頂けたので、ケージを横倒しにして夫の車に積込み、目的地目指して出発しました。

 

 

続く