保護当時の振り返りです。

 

18年前の春、我が家から300mほど離れた住宅地で、子猫を連れた三毛猫がいる

と、親しくはない知人から連絡をうけました。

 

様子を見に行ってみると、2~3ヵ月の子猫が5匹、道端で遊んでいました。

 

通報者は同時に給餌者も突き止めて教えてくれました。

 

情報提供はするけれとあとはお任せ、それで充分協力は出来た。

ボランティアはそのような譲報提供を喜ぶもの

というのが、当時の通念としては多かったですね。(今もそうかもしれませんが真顔)

 

見てしまった以上、そのままにもしておけず、知らされた餌やりさんを訪ねました。

 

その方は道路から少し入った平屋の、借家住まいの単身男性(当時50才前後だったかな?)でした。

 

動物好きなのか、ミックスの犬がいました。

 

私を見ても吠えることもなく、けだるそうに寝たままでした。

 

日当たりの悪い場所に繋がれて、散歩はさせて貰っているのだろうか?

と猫よりむしろ犬が気になりました。

犬は猫以上に、飼い主次第で一生の幸、不幸が決まるという側面があります。

 

男性に聞いたところ、犬は「獣医師会主宰の里親会」で貰ったとの事でした。

今は中止になりましたが、当時の里親会は審査がほぼゼロでした。

 

決まった犬猫はお届けなしで、その場で渡す。

 

トラブル防止のため、双方は連絡を取り合わないこと。

 

一匹の犬猫に複数の希望者がいた場合は、じゃんけんで勝った者が所有者になる。

という動物愛護の精神からはかけ離れたものでした。凝視

 

 

 

男性は猫の件については、「子猫は保護して里親を見つける」

 

「母猫と前年度生まれの白黒♂は手術後リリースする」

という私の提案を受けいれてくれました。

 

費用はこちら持ちでした。

それでも捕獲器を置かせてもらったり、手術の承諾、子猫の保護について了解を得られただけでもよしとしなければなりません。

 

人によっては「猫は自然が良い」と、手術すら拒否されることもありました。

 

仕事の合間に数日通い、5匹の子猫の保護と2匹の成猫の手術、リリースを行いました。

 

今ではTNRに理解があり、協力してくれる獣医さんも増えましたが、当時はまだリーズナブルな価格で手術をしてくれる所は少なく、他の市まで搬送しなければなりませんでした。

 

他市に先駆け、当市は手術助成金もあり、それにも随分助けられました。

 

 

連れて帰った5匹の子猫をどのように馴らしたか?

実は良く覚えていないのです。

 

トイレトレーニングは最低限必要なので、初めはケージに入れた筈です。

 

トイレを覚えたらフリーにし、馴れている子をピックアップして新しい家族を探し、捕まらない子はそのままうちの子にしていました。

というか、成り行きでそうなりました。

 

きめ細かく触れあって馴らす時間も余裕もないので、仕方なかったのです真顔

 

 

茶白の♂に三毛2匹、キジトラ、キジシロ、4匹が♀️でした。

 

 

 

 

 

あのままあの場所で成長していたら、1年後にはどうなっていたでしょう

先ずは良かった❗

と胸を撫で下ろしました。

 

 

今後の事を考えると、出来るだけ譲渡したいとは思いました。

 

並んでお昼寝(記事とは関係ありません)

 

続く