6月に入りました。

 


会場に行かなくなって2ヶ月余り経ちました。
気持ちに余裕ができたせいか、家の子達の表情も和らいで、私との距離も少しだけ近くなったような気がします。
土日の天気の心配もなくなりました。

他の人と時間軸のズレている私の一日は10時頃に始まります。

パンとコーヒーの朝食、新聞を読むとあっと言う間に11時
その後真っ先にしなければならないのは、2匹のネコへの補液と流動食の給餌です。
もはや「強制」ではなくあちらさんの「希望」している食事スタイルになってしまいました。謂わば食事介助です。

一匹は無論レオンですが、あとの一匹はもうじき15才の誕生日を迎える黒虎の男の子ジャムです。
甘え下手ではありますが、実は人の傍にいたい子であることを、私は知っています。



自ら寄って来ることはありませんが、容易に捕まります。
なのでこれまでも比較的健康管理はできました。

2022 年1月、12才の時に口内炎で奥歯を抜いています。
その時は体重3.5kg
貧血はギリギリOK、腎機能も大丈夫でした。
その後も口内炎は完治はせず、抜歯はしないよりはよかったかな?という程度で騙し騙し、でやってきました。

里親さんのメールでも口内炎で悩んでいる方は何人かいらっしゃいました。
猫の口内炎、厄介ですね。直ぐに命に係わる訳ではないけれど、痛がるのは見ていて辛いし、長期的には低栄養で免疫力も落ちてしまいます。

ジャムは元々痩せぎすな子ですが、更に痩せてきた(体重3.1kg)ので、年齢的に腎機能の低下も考えられるため、2023年5月(1年前)に血液検査をしたら、案の定
クレアチニンが2.9(正常値 0.8~2.4)で、主治医からは補液は出来れば、2回/週位が望ましいが、出来る範囲で。と言われました。
補液に対してはほぼ無抵抗で受け入れてくれました。

その数値なら大したことはないと補液もあまりやらなかったのですが、年明けからは補液の回数を増やして3月15日に経過を見るために受信しました。
体重は2.8kg
クレアチニンは4.8に上昇、貧血も進んでいました。


未治療ならいざ知らず、かなりの回数補液をしているにも拘わらず悪化しているので、将来的には厳しいと思われました。

それからは毎日補液を続けたのですが
5月23日からとうとう食べなくなり、ふらつきもひどくなりました。
体重2.3kg いよいよ看取りの時期かなぁ~
あと1ヶ月足らずで15才なんだけど…



と思いつつ、試しに流動食に抗生剤も入れて給餌すると、案外スムーズに受け入れてくれました。

レオンよりずっと楽でした。
長いキリンのような舌で絡めとってくれます。その時に気付いたのですが、歯が一本もありません。自然に抜けたのでしょう。



一週間程して活気と食欲が出てきて食べ始めましたが、量的には全く足りないので、一日二回の給餌は欠かせません。

レオンにも一時は「補液や給餌の回数、量は増やさない」と決めたのですが、給餌は二回やっています

治療に反応してくれるのは嬉しいけれど、こんなやり方が良いのか、どうか?迷いがない訳ではありません。
全ての子がこのような経過をたどるわけでもありません。
レオンとジャムは例外中の例外です。


それについては次の機会にゆっくりお話ししたい、と思います。
今は、嬉しいけれどいろいろ大変…
とだけ。

一方のレオンは、好調です。
可愛い声で鳴いてみたり、撫でられるのが好きで寄ってきます。ガリガリで骨をさすっている感じですが…

抱っこもできるし、見た目は普通の猫のようですが、自力で食べるのはほんの少しなので、補液も給餌も止められません。体重2.6kg変わらず。 

 

一方こちらでは

 

チッ❕こんなところにまで来やがって❕

ここは俺たちの憩いの場なんだぞ❕

何やらきな臭い状況に.....