今作22では

 

固有の買取所、たとえばチョコレート工場とか紡績屋さんとか

 

売却できる量に限りがあります

 

 

工場の倉庫の容量というテイで

 

買い取り量に制限がある

 

チョコレート工場で砂糖がめっちゃ高値だ!

 

よっし、全部売るぜ!

 

なんて意気込んで砂糖を全部積んでトラックで運び込んで

 

しかし買い取り量に制限があるので全部を売ることはできない。。。

 

大量の砂糖を持ち帰る羽目になる

 

 

あるいは誰しも一度は経験する

 

「綿花」が全部売れないで中途半端に残っちゃう現象とか

 

それは実は「ガスプラントに売るサイレージベール」も然りだったり

 

あの辺もすべては「倉庫・容量」というテイにおける買取制限になっているのです

 

 

 

これ…

 

面白いよね~?

 

買い取り制限か…

 

いいね!

 

19時代の「大豆一強」のくだらなさ、つまらなさをどう打開したものかといろいろ考えたものですが

 

買い取り制限を設けることで良かったのか。。。

 

 

 

たとえば極端な話

 

スーパーマーケットを含めてすべての買取所で制限があれば

 

売る側のプレイヤーは、何をどれくらい作って、いつ売って

 

考えることが増える

 

 

 

現行の仕様では大量に作って、高値になったら一気に吐き出す

 

それだけでいい

 

絶対に、いつかは、高値になって、すべてを売ることができるという安心感があり

 

このゲームはお金に関して困ることがない

 

安心安泰

 

大富豪になる道しかない

 

いやがおうにもお金持ちになってしまうという類まれなゲーム

 

 

それは基本的には

 

このゲームが「ファーミングなシミュレーションゲーム」なので

 

経済まわり、モノの売り買いは二の次三の次で発展してきたゲームだから

 

作物を育てて

 

大きなコンバインで収穫して

 

トラクターで作業して

 

ココに重きが置かれている

 

 

 

とはいえ…ね?

 

シリーズとして今後も継続して行く場合

 

もはや「ファーミングなシミュレーション」「グラフィック面」ではほぼ完成されてこの方面ではこの先やりようないでしょう?

 

ってくらいに完成されているので

 

更なる発展・進化を遂げるためには他の角度からも盛り上げて行かないといけなくなるはずです

 

 

 

商船と買い付け

 

考え方としては「プエルトリコ的な世界観」

 

小さくはないが大きくもない「いい感じの島」を想像しよう

 

そこで自由な個人の農園を切り盛りしていて

 

作物を収穫してため込んでいる

 

 

 

そこにたとえば「ポルトガル商船」が10月にやってきた!

 

商人たちは提示する

 

 

1000リットル単位

  • 小麦 700(12000l)
  • 大麦 680(12000l)
  • 大豆 1500(5000l)
  • 綿花 4000(20000l)

 

  • これらの作物を
  • これくらいの値で
  • これだけの量まで
  • 買い取ります

 

 

船が停泊しているのは1~3ヶ月

 

いつ去るかはわからないけど、いずれは去る

 

いつやってくるかもわからないが

 

いずれはやってくる

 

こーゆー不安定要素

 

 

そしてここに

 

「買い取り制限」のアイデアが面白いように利いてくる

 

 

小麦大麦、大豆は安くて売る気がしない

 

非常に高値の綿花は持っていない。。。

 

どうしようどうしよう…

 

小麦…売っちゃおっかな…

 

迷っていると…

 

11月に「スペイン商船」がやってきた!

 

スペインの商人たちは提示する

 

 

1000リットル単位

  • 小麦 1100(30000l)
  • 大麦 1080(30000l)
  • オーツ麦 1200(35000l)
  • テンサイ 600(70000l)

 

ハッハッハァ~♪

 

待ってましたといわんばかりに小麦をスペインの商人たちに売りつける

 

 

 

こーゆー遊び方

 

スペインの商船が来なかったらプレイヤーはどうするか?

 

高値で売れる商船が来るのに賭けて待つか?

 

売ってしまうか?

 

本来はここでお金が手に入って

 

新たな土地を購入して

 

とか

 

牛舎を購入して

 

いろいろ手広く展開して行きたいと思っていたのに…

 

ポルトガル商人の提示する額で売っては損にしかならない…

 

が、種や肥料を買うお金や

 

その他いろいろ必要な資金が不足しているから売らないわけにもいかない…

 

さあ、プレイヤーであるあなたの判断は!?

 

 

こーゆー遊び

 

 

たとえばスペインの商人たちが来てくれてうれしいバージョンでも

 

  • 小麦 1100(3000l)
  • 大麦 1080(3000l)
  • オーツ麦 1200(3500l)
  • テンサイ 600(7000l)
  • 他いろいろ

 

 

ぜんぜん買い取ってくれない

 

買い取り制限が遊びの中に活きてくるパターン

 

高値で買う割りに、たくさんは買ってくれない

 

 

ここでは、プレイヤーは売るには売るが

 

それはそれでお金があまり入らないのでやりたいと考えていた次の一手が実現しない

 

買い取り制限

 

 

 

これを

 

街中の買取所で「値段の上下幅」「買い取り量」を

 

ひっちゃかめっちゃかにかき乱すのはさすがに違和感で

 

だからココで使えるのが「商船」という存在

 

何をいくらでどのくらい買ってくれるのか

 

未知数の商船・商人たち

 

 

だから

 

ポルトガル商人は小麦を安く買うし

 

スペインの商人は小麦を高く買ってくれるという

 

これに違和感がない

 

 

 

あるいは特化型

 

  • ウール 3300 (100000)
  • 綿花 5500(200000)

 

綿をとにかく欲しがるオランダ商船がやってきたり

 

サトウキビ・テンサイをやたらと欲しがる、しかし高値では買わないイギリス商船がやってきたり

 

  • サトウキビ 300 (500000)
  • テンサイ 250 (500000)

 

 

あるいは

 

この島でとれる「木」が木材として非常に質が良く評判で価値がある

 

レバノン杉的な

 

すると…

 

エジプト商船がやってきて

 

  • 木○○ 2200(20000l)
  • 木×× 5000(10000l)

 

林業最強説再び!

 

 

なにがいつどれくらいで売れるかどうか

 

プレイヤーにはわからない

 

 

こーゆー難しさ、縛りの中で

 

切り盛りしていく遊び方

 

 

 

 

 

さすがに情報一切なしの「完全なランダム」ではよろしくないので

 

 

ファーマーズ・レター(新聞、ニュース)

 

 

購読する必要がある

 

月に一度

 

  • ○○の商船がこちらの島に向けて出港した
  • とか
  • いついつに、どこどこの商船が来るだろう
  • とか
  • ××(国)では、今こうこうこういう状況にあるため
  • たとえば戦争中とか、旱魃による食糧難とか
  • 小麦・大麦を高値で買い取ってくれる
  • とか
  • 人口増加に伴い○○の需要があがって
  • ○○が高騰している
  • とか
  • 逆に、供給過多で激安なっているとか
  • オランダでサトウキビブームが起こっているとか

 

※自前の製造所でも、供給過多でストップすることがある。

 

 

月に一度、そーゆーニュースを掲載する

 

ファーマーズ・レター

 

※○○の商人が来るとニュースに載れば基本的には絶対に来る仕様であるべき。天気予報のようにハズれては面白くならないだろう…ただ、いつ来るか、その月にぴったり来るかどうかという「ズレ」はあっても面白い

 

※※今この時代、たかがゲームでこのくらいのことはいくらでもできるだろう賢いAIちゃんによるランダム生成と結びつける。civ6で新聞システムがすでにとっくにあったりとか

 

 

あるいは新聞に

 

各国商人たちが提示した「価格表」一覧もあったり

 

各作物の今後の上がり下がりを示す予測値があったり

 

データ!

 

データ!

 

データ!

 

 

 

 

あるいはその国限定の、その国に特化した新聞

  • ポルトガナンデス(ポルトガルの動向のみを扱った新聞)
  • スパニッシャーズ(スペインの動向のみを扱った新聞)
  • エリザです。(イギリスの動向のみを扱った新聞)
  • 太陽之日報(中国の動向のみを扱った新聞)

 

多くの新聞を購読して読み込んで

 

世界の経済事情に通じて

 

的確に、バシィっと

 

この時期

 

この作物を

 

この国に

 

これくらいの高値でバシィっと売りつけていくという遊び

 

※ゆえに「状況(シチュエーション)」がコロコロコロコロ変わっては良くないだろう。シーズンモードの利点、どっしり構えて何年とかけて楽しめるように、状況が2年3年4年と長期継続される。

 

 

 

商船でさらに面白いのが逆にのバージョン

 

つまりは逆輸入

 

 

最初に「いい感じの島」と述べたように

 

何もかもがすべてそろっていて満遍なく行き届いて不便のない世界観とは程遠く

 

不足気味で厳しい環境にある

 

こうであるとき

 

 

たとえば「イギリス商船」が

 

逆に

 

  • サトウキビ 800 (10000l)
  • ジャガイモ 500 (30000l)

 

  • これらの作物を
  • 1000リットル単位この値段で
  • これだけの量があって、売ることができます

 

 

こーゆーパターン

 

逆にのパターン

 

 

これは何なのかって

 

ピンク薔薇

 

サトウキビをするのにサトウキビが必要で

 

この島では何もかもが無限に沸いて出てくる魔法のショップはありえなくて

 

ファーマーたちは、船でやってくる商人たちから「種を買い付ける」

 

こーゆームーヴ、遊び方も生まれ出てくるのです

 

 

 

さらには「車両・機材」を商人たちから買うとか

 

現行の22では「中古車セール」のそれを

 

商人が船に積んで持ってきて

 

いかがっすかぁ~

 

ってファーマーたちに売ってくれる

 

 

肥料

 

石灰、除草剤

 

その他いろいろなアイテムも、商人頼み

 

作物だけでなくこういったアイテムからもプレイヤーは振り回される

 

※ショップも、ショップと取引している商船からの商品の補充、というテイで、品揃えが更新される。

たとえば「種袋」が5つしか売っていなくて、その商船が来るまではずっとその5つだけの種袋で耐えるしかない。商船が来て品揃えが更新されて、種袋10とか、車両・機材、石灰や肥料、いろいろなものの品揃えが更新される。現行では買いたい放題で、ベールからえさ袋から何から何まで困ることはない、無尽蔵に湧き出る魔法のショップ仕様。

 

 

 

 

現行版では

 

ショップに行けばいつでも、絶対にどんなモノでも買うことができるが

 

商人が来るまで売ることも、買うこともできないし

 

来たとしても

 

商人たちがこちらの思っているモノを、こちらの期待する額で売ってくれるとも限らない

 

 

不便不便不便

 

こーゆー縛りがある中で

 

やりくりしていく

 

 

※こうであるから、所有している農地でいかにして多くの収穫を得るかを試行錯誤しながらファーミングをシミュレートしていくことになるし、アルバイト代を削減したり、無駄を省いたり、燃料を節約したり、考えることが多岐にわたる

 

ただボケぇ~~~~っとしてヘルパーさんに任せてコンバインを走らせるゲームから一変する

 

※※難易度設定で価格と量をぬるぬるのゆるゆるにすることができて、ハードでだけ厳しいゲーム性を楽しめるようにすれば難易度の存在感も光るだろう。

商船がやってくる頻度も、ゲームの難しさに寄与する。

イージー・ノーマルでは毎月いろいろな商船がやってくるが、ハードでは数ヶ月に1、2船しかやってこない、とか。

 

※※※これに加えて、以前述べた「害虫・鳥・獣からの被害と対策」「水やり」「天候・気候の影響」そして「品質管理」と「ブランド」を導入して絡み合わせると、既にして神ゲーのファーミングシミュレーターが、究極の至高神ゲーに格上げされる!