「ニュートンやライプニッツが生まれていなくても、世界は微積分を手に入れただろう。」

「しかしベートーヴェンがいなかったら、交響曲ハ短調(第五)は決して得られなかった。」

「天才(が成す技)とはそういうモノなのです」

 

 

 

とある会食の場でアインシュタインが述べたとされる天才についての一節

 

これは要は…

 

科学が探求する世界はあらかじめ決まっており(つまりは物理天体の法則など)

科学者が研究するのは既に存在している構造・性質を露にする、見出すことにある

 

という仮定の下に、天才とは?を語るとこうなるという例

 

 

 

私も中高生くらいの頃に

 

別にアインシュタインがいなくても、○○がいなくても、誰かがそれを見つけただろう

 

なんて思ったことがありました…生意気な、、、、、、、、

 

 

 

それはさておき…

 

「微積分」は日本が『江戸時代』に独自に発明したらしい話を聞いたことがありますし

 

 

ものすごい極端なバカみたいな話をすれば

 

「スマホ」を作るには様々な技術と、様々な「貴金属」が使われている

※レアアースメタル(REM)と白金属金属(PGM)

 

だがしかし…

 

その様々な材料たちは、たとえば777年にどこそこに落下した隕石によって、地球に新たに降り注いだ「新素材」これによってはじめてスマホを作る原材料が地球に追加された

 

なんてことはなく

 

それら貴金属はホモなんちゃらが出てくる前の遥か大昔からすでにずっと地球の地中・海底に眠っていたもので

 

つまり何が言いたいかって

 

スマホの設計図(技術)を持って、エキスパートたちを伴って、タイムマシーンでメソポタミア・中国辺りの過去に行って

 

さあ、スマホを作るぞ~!

 

材料を集めて作ろうと思えば作れるかもしれない?

 

既に存在している構造・性質

 

 

 

しかし…

 

ベートーヴェンの交響曲ハ短調(第五)は、彼だけが成しえた、彼だけの感覚による、彼だけの独創的な創作であるため

 

タイムマシーンにのって、だれを連れて行ったとて、どこへ行ったとて、何を持って行ったとて

 

他のだれ一人として「交響曲ハ短調(第五番)」と同じものを創作することはできない

 

 

 

哲学者「カント」の御言葉

 

天才は科学者の中にはおらず、芸術家の中にのみ存在する

 

 

 

※スマホを作る話で、まずそもそもが「地底・海底に眠っている貴金属を取り出す技術」が必要だし、それらを加工する技術が必要だし、スマホを製造するための大工場が必要だし…いろいろなモノをすっ飛ばして設計図だけがあれば作れるぜ!

 

というわけではないのは言うまでもない。。

 

かの有名な「フェルマーの最終定理」に関して、フェルマー没後のだいぶ経ってから新登場した「ガロア理論」を用いることではじめて解くに至ったといわれている。

つまりは、フェルマー自身は「解けたぜ、ヘヘ」感を出して「オレって賢い」主張をしているそうだが、ガロア理論なしには解けないのだからおそらくフェルマーは解けなかった(あるいはフェルマーのそれは間違っていた)と、言われている

 

すっ飛ばしていきなりは無理!

 

「プトレマイオスの体系」「地動説」がすごくいい例ですね?

 

スマホをメソポタミアで作る話は、あくまでバカみたいなたとえ話としてね…

 

 

 

※※この記事は科学者の方を小馬鹿にしたり、芸術家至上主義を言いたいのではなくて

アインシュタインがそんなことを言ってたんだぁ~

しかも、その発想、私も昔考えたことあったなぁ~

ってちょっとした感動みたいなものを覚えたので、ゴチャゴチャ書き記しただけです。。

私は科学や宇宙や実験が好きです。。