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リネン(亜麻布・あまぬの)

 

麻の一種
麻とは植物に含まれている繊維の総称で、その種類は20種近くある
その一種であるリネンは、フラックスとよばれる

フラックスは亜麻科の一年草で、連作しないため収穫量に限りがあり、貴重な原料

 

肌着として使われてきており、エジプトのミイラを巻くのにも使われた

これから転じて、ホテルや病院などにおいて、シーツ、枕カバー、タオル、テーブルクロスなどの布製品を総称してリネンという。しかし現代では、必ずしもシーツ類にリネン製品が使われるわけではない

 

「麦わら色」「象牙色」などと形容される

夏物の衣服のほか、敷布・テーブルクロス・ハンカチ・レース地など広い用途を持つ

 

厚地のものは帆布などにする。

 

 

 

 

 

ロザス

絞り出しクッキー

フランス語で薔薇

お菓子の用語で「ロザス」とは、ショートケーキのイチゴの下なんかに、星の口金でこんもり丸くクリームを絞り出す、その形

 

 

 

 

 

 

キュロット

フランス語で「半ズボン」という意味

すそが分割されているスカートやスカート風のパンツを指す

もともとはフランス革命の頃の貴族がはいていたもの

その後19世紀には、女性が乗馬する際にはくものとして親しまれていた

1990年代にはミニスカートよりも安心感があるとして、ミニ丈のキュロットが流行

「ガウチョ」もキュロットと同じく「スカート風パンツ」を指すが、ガウチョは、南米で牧畜をしていたカウボーイたちがはいていたものに由来する

 

サン・キュロット(半ズボン無し)

フランス革命の推進力となった社会階層。主に手工業者、職人、小店主、賃金労働者などの無産市民(固定資産の無い人)を指し、当時のパリでは貧困層に属した

 

 

 

 

 

ロシェット

司教や修道士が儀式で着用する白衣

 

 

 

 

 

 

 

フォリー

西洋の庭園などにみられる装飾用の建物で、通常の建築のように居住や雨風をしのぐといった用途がまったくないものを指す

18世紀のイギリス式庭園やフランス式庭園には、しばしばローマ建築の神殿や廃墟が設けられた。

ほかにも、中国風の寺院、古代エジプトのピラミッド、廃墟と化した修道院、タタール人の天幕などさまざまな文明の象徴物を模したフォリーが建てられた。

田園の美徳を象徴するため、質素な村落、水車、田舎家(コテージ)などを建てた例も見られる。

 

“Folly” は英語では通常「愚行」などを意味するが、これは悪意を込めた用法ではなく、陽気な戯れから使用されている

 

 

 

ヴェルサイユ宮殿内の小トリアノン宮殿にある「愛の神殿」

マリー・アントワネットのために建設された

 

 

 

ヴェルサイユ宮殿内の離宮、小トリアノン宮殿には、農家に見立てたフォリーが立ち並ぶ

農村に見立てた小集落「王妃の村里」がある

 

 

 

ロンドンのキューガーデンの中国風パゴダ

 

 

 

ルネ・ド・ジラルダンが作庭したジャン・ジャック・ルソー公園の「哲学の神殿」

 

 

 

 

 

ファサード

建築物の正面デザインを指す語句

英語のfaceと同根

 

一般的には正面をいいますが、装飾を施すなど外観上大きなインパクトがある場合には、側面や背面を指すこともある