かてて加えて(糅てて加えて)
ある事柄にさらに他の事柄が加わって。
その上。おまけに。
よくないことが重なるときに使われる
「かて」は動詞「か(糅)つ」
むくつけき
荒々しい感じで、むさくるしいさま
無骨 (ぶこつ) である。無作法である。無風流である。
現代語としては、「むくつけき大男」のように連体形だけが用いられる
あにはからんや(豈図らんや)
そのようなことを、どうして意図しようか、いや、するはずもない、といった意味の反語的表現
心底意外だった状況などを表す
全く思いがけないことが起こったという気持ちを表す
あまつさえ(剰え)
別の物事や状況が、さらに加わるさま。
悪い事柄が重なるときに用いる。そのうえ。おまけに。
「それだけでなく」「そのうえに」「おまけに」などの意味があり、悪い出来事が重なって起こるときに使う言葉。
剰は、「多すぎて残る。あまり」のこと。
もともとは「あまりさえ」と言ったのが「あまっさえ」→「あまつさえ」と変化した。
「余計なこと」の意味があるので、よい出来事が重なっても使わない
よしんば(縦しんば)
- たとえ〜だったとしても
- もし〜だったとしても
逆接の仮定条件
話し手がそれを肯定しがたい思いでいることを強めて示している
英語では、[even if]や[even so]
如才ない
人の振る舞いや態度が自然であることを表す
人々の前での振る舞いが無理がなく、自然体である様子を指す
如才ないという表現は、人の性格や態度を評価する際に用いられることが多い
話などがうまく、気が利いていること
「気が利いていて手抜かり、手落ちが無い」という誉め言葉