クイズ王になる!(博識学)一緒にモノの名前を学んでいきましょうー
マロニエの木(セイヨウトチノキ)
フランス語で「馬の栗」とも言われる
これは、「この木は栗の仲間である」という誤解と、馬の胸部疾患の治療に用いられたことに由来する
バルカン半島からトルコの森林地帯が原産地、また温帯域では世界で広く栽培されている
成長すると36mの高さになり、ドーム状の樹冠が形成される
実は弱毒である。触れるだけでは危険ではないが、食べると病気になる恐れがある
セイヨウトチノキの花は、ウクライナの首都キエフのシンボルである
セイヨウトチノキはギリシアの山地には自生していたものの、ヨーロッパの他地方では知られていなかった。オーストリア大使としてオスマン帝国に駐在していたブスベックはヨーロッパにチューリップを伝えたことで知られているが、1557年、そのブスベックがコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)でセイヨウトチノキについて書いた文章が最古の文献となる。
17世紀、樹皮と種子が薬剤製造者から解熱剤として評価されるようになるとキナノキの代用品として用いられるようになった。
ナポレオン1世の大陸封鎖令で製薬原料をフランス国内で調達しなければならなくなりセイヨウトチノキが見直された。
それでも信頼性の高いキナノキのほうが好まれた。
セイヨウトチノキの血行不全への効用が広く認知されるようになるとともに解熱剤の特性では利用されなくなった。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「花咲くマロニエの枝」
パンタロン(パンタローネ、フレアパンツ、トラウザーズ)
フランス語。
英語では「トラウザーズ」
「長ズボン全体」を指し、日本では特に「裾の広い」長ズボンをいう
フランス革命以後、キュロットに代わって着用された男性用のズボンや、19世紀初頭に女性のスカートの下にはかれた装飾的なズボンのこともいう
グリオット
フランスが原産地のサクランボのこと
どちらかと言うと、生のままだと甘みが少ないのでシロップ漬けやジャムにしたり料理のソースやお菓子に使用するサワーチェリーに分類される
桟敷(さじき)
祭りの行列や花火の見物などのために、道路や川などに面してつくる仮設の席
劇場・相撲場などで、一段高くつくった板敷きの見物席
江戸時代の歌舞伎劇場では、平土間の左右に一段高く2階造りにつくった上等の見物席
村の占い師(ルソー作曲)
ジャン=ジャック・ルソーがオペラ『村の占い師』を作曲
この『村の占い師』は恋に悩む羊飼いの男女と占い師だけが登場する1幕だけの短いもの
童謡『むすんでひらいて』の原曲が、このオペラ第8場のパントマイム劇で用いられた曲
公式に、はじめて演奏された場所が「フォンテーヌブロー宮殿」
緞子(どんす)
中国から伝えられたといわれる絹の紋織物。繻子(しゅす)地に同じ繻子の裏組織で文様を織り出したもの。
経糸と緯糸にそれぞれ色の違う練り糸を使って、五枚繻子で地と模様を織り出すもので、厚地で光沢があり、どっしりとした高級感がある。
金箔や金糸を用いて模様を織り出す金襴と並んで、高級織物の代名詞とされる。
礼装用の帯地のほか、表装具や寺院の調度品などに使われる。
コルヌコピア
古代ギリシア・ローマ世界において、食べ物と豊かさの象徴として用いられた角のイメージである
コルヌコピアは収穫や繁栄、精神的な豊かさに関連する神々の象徴とされている
西アジアやヨーロッパでは、収穫したばかりの食材を入れて運ぶために、伝統的にこの形のバスケットやパニエが使われていた
角型のかごは背中に背負うか、胴体にぶら下げて、両手を自由に使って収穫することができた