昨晩の米株式市場は3指数そろって上昇した。
イタリアのトリア経済・財務相がユーロからの離脱を否定したことから、イタリアの政局混迷が欧州経済を不安定化させるとの警戒感が後退し、欧州株式相場が概ね堅調推移したことから米株も買われた。
ただ今週は米朝首脳会談のほか、FOMC、ECB理事会などの重要イベントが続くため、それらの結果を見極めたい市場参加者が多く、持ち高調整目的の動きが中心だった模様。
なお、9日に閉会したG7首脳会議はトランプ大統領が首脳宣言を承認しなかったため、米国と他国と間の貿易摩擦激化への懸念もあったところだが、市場の関心が米朝会談等上記イベントに向かっているためか相場に目立った反応はなかった。
原油相場は小動き。
SOX指数も同様。
米10年債利回りは小動きだったが、ドル円はドル高円安方向に動き、再び110円台にのせた。