先週観てきた映画
ある日突然世界中に謎の宇宙船が12機現れた。
言語学者のルイーズや物理学者のイアンらは、軍と共に彼らとコミュニケーションを取るミッションに参加する。
徐々に彼らと意思疎通が取れるようになっていくが、ある単語から各国に宇宙船への不信感が募っていく…というようなお話。
ネタバレ感想です〜
ネタバレしない方が面白い映画だと思います!
ガーディアンズの4Dを観るために早起きしたので、SFだけと派手なドンパチとかほとんどなくて静かな雰囲気のオープニングで、前半ちょっとうとうとしてしまいました…(-。-;)
ルイーズが防護服を脱ぐあたりからはちゃんと覚醒して見れたのですけど…
そんな程度の鑑賞での感想です〜。
巨大な宇宙船とエイリアンが出てくるけど、エイリアンよりコミュニケーションの映画だった〜。
しかも宇宙人(?)はどちらかと言えば意思疎通できなそうな、問答無用で人間とか食い荒らしそうなビジュアル。
もやもやの中にいると、複製された男の蜘蛛にちょっと似てたのでもしかして実態のない概念みたいな感じだったりして?なんて思いながら観てましたよ!
でもちゃんと言葉もエイリアンも居たってことみたい( ´艸`)
エイリアンと仕切りなしのもやもや空間で対話する時のCGがなんかちょっと安っぽい気がしたけど…
言語を理解することで新しい能力が身につくっていうのは面白かったな〜。
外国語って時々本当に今まで当たり前に思ってた事を別の感覚で表してたりしてハッとするんですよね。
時間の感覚って日本語だと「10時前後」みたいに前と後ろで表現するけど、中国語だと「10点(時)左右」って左右で表現するんです。
漢字は中国から来たものだしいろいろ影響を受けてる日本語だけど、こんな所で捉え方に違いがあるのがすごく印象的で習った時の事をよく覚えているんですよ。
同じ漢字を使ってるからこそ違いに気づくけど、英語からだとそのまま前と後ろで日本語に訳されちゃうから実際に「前後」と「左右」どちらで捉えてるかもわからないし、「上下」とか、エイリアンみたいに別の方向で捉えてるかもしれない。
自分も言葉では前後ってそのまま使ってるけど、ジェスチャーだと右手と左手の距離で時間を表現したりするし、実際言葉通りの感覚って本当は理解できてないのかも。
それならエイリアンの言語感覚を理解出来たら未来も見えるのかもー!?なんて( ´艸`)
映画だと言語を理解する前から娘の事を思い出してた気がしたけど、それは言語を理解してる未来のルイーズと繋がってるからって事なのかな〜?
途中で不安にかられた一部兵士が命令に背いてエイリアンを攻撃しようとするけど、言葉が解らないことから来る不安って英語が苦手な日本人には結構身近な問題かも…(^▽^;)
こんなの不安になるよ〜
未来が見える事で自分の未来も見えてしまうのだけど、ルイーズはそのままの未来を選ぶんですよね〜。
悲しい未来を知っていてそのままの未知を選ぶってどういう気持なんだろうと思うけど、どっちにしろ生き物はみんな死んでしまう。
それならルイーズにとっていつ死のうが過去でも未来でも娘が居てくれたらいいのかな。