国内・国外問わず、一般乗用車の純正状態での乗り心地ってどう思いますか?
私は、国産に限れば正直に「悪い」と評価してしまうものが多くあると思います。
人それぞれの価値観などでも変わりますが、国産車の場合、拳がタイヤハウスの入る程の車高の高さも、どうかと思うのです。
言い出せばキリがないのですが、それでも、新車時に決められたグレードやオプション、マイナーチェンジによる仕様変更なんかで、その状態は大きく変わっていきますよね。
同じ値段で買って、前期後期で仕様どころか中身が全く違うこともザラにある世界ですから、それを逆手に、メーカー側はなぜこの仕様変更を行ったのかを考えると、車のリフレッシュやチューニングなどが深みを増していくと、ここ数年、常に感じるようになりました。
さて本題、、、。
そろそろ2年になりますが、フィーアが手元に来た頃、総走行距離は約「37000km」程でした。
程度は比較的良かったものの、前期のZ33なので、すでに新車登録から10年超えでした。
そして、初めて試乗したときから日産特有?のリアハネ(後ろの足が常にハネる状況)が気になっていました。
過去の経験で、S15シルビアや180(ワンエイティー)、34型スカイラインも似た感覚がありました。
勘違いしないように心がけている、「足回りって一言で言っても、バネやショックだけの話では無い」ですが、各メーカー事にその味付けには方向性があるようです。
純正の状態では、あえて言えばよく動く足。(それ自体は悪いことではないと思います。)
しかし、当たり前な話ですが、動きすぎる足は走行時には挙動も安定せず、加減速時やコーナリング時にも悪影響が出ます。(難しい話は省きます)
なので、フィーアの慣熟走行期間が約2ヶ月(4年ほど、まともに車に乗っていませんでしたので2ヶ月掛けました。)
その後に足回りのリフレッシュを兼ねた仕様変更を行いました。
それにしても、Zの足回りって、値段が高いのです。
全長調整式のショックアブソーバーなら、40万50万平気で飛びますからね。
DC2時代に使っていた、「TEIN」の「MONO FLEX」という安かったけどとても良かったショックは、既に数年前に廃盤。
残念ながら、今は全く別物になっています。
(これも、後日書きたいのですが、、、この時の最終仕様、組んで調整したのはお師匠さんなのですが、あれ以上に出来上がった足はない程のレベルに仕上がりました)
しかし、今回もかなり決まりかけていた「TEIN」は一身上の都合によりなしの方向へ。
前提として、その時考えてた私の条件は、
1・値段が高くて当たり前なものをポンとつけない。
2・最低限妥協を入れない中でも、価格は安いものを高価なものと同等レベルにまで仕上げていく。
3・街乗りとサーキットを両立させられる。
4・最低地上高をきちんと確保する。
という方針のもとに、調べに調べた末にたどり着いたショックが「BILSTEIN」のB8ショックでした。
ノーマル形状で且つ、ショートストローク。
~車高調整式のショックにしなかったのは、Z33のリアの構造上の問題がありました。
↑リアの純正状態の写真
例えば、国内販売されている「BILSTEIN」の車高調の場合、減衰力調整ダイヤルの位置がとても具合の悪いところにあります。
「Z34」で設定されているBILSTEIN B16ショックの場合。
倒立ショックなので、調整のツマミが下に来ます。なので問題はなく減衰調整が出来ます。
「Z33」 BILSTEIN B14ショックは、倒立ショックではないので、ツマミが上側にあり、構造上、毎回外さないと調整できないのです。
これは、最高にメンド臭い、、、ですから当初、TEINの車内から調整できる「EDFC」という代物が魅力的だったのです。~
続いて「スプリング」の選択、、、日本では馴染みがないのですが、信頼と安心のドイツ製繋がりで、且つ私が密かに応援している「谷口選手」が「SUPER GT」というレースで所属する、チームが採用していたりもするスプリングメーカー、「H&R」に決定。
当初は、同じくドイツ製の「アイバッハ」と次段で「H&R」という流れでした。
両方共リニアレートではなく、調べても正確なキロ数が分かりません。
(トータルのレートは探せば書いてはありますが、メインの部分とテンダー部分がどの程度のレートで組み合わさっているかは、分からなかったという意味です。まぁ~当たり前なのですが、一応、カタログ上のデータやレビューなどから大体の予想はしました。)
参考にしたカタログ上での車高の落ち幅
「アイバッハ Pro-Kit」 フロント -20~-25mm リア -15~20mm
「H&R」 フロント -30mm リア -30mm
お師匠さんと相談して、いよいよ発注という時点で、品物を取り扱ってる正規輸入会社「阿部商会」さんへ在庫の確認を取ってもらいました。
「アイバッハ」は、「在庫無し」で本国へ発注掛けて3ヶ月待ちとのこと。
しかも、対応が遅くHPもずっとメンテナンス中のような有様、なので即却下。
「H&R」は、「在庫はある」が「国内での販売実績はなし」。
なので、「付けたら評価を下さい。」と言われた始末。
最後は消去法でしたが、「面白い、国内初仕様にしてみるか」という考えがよぎり、かれこれ気づけば1ヶ月程続いた「ショック」と「スプリング」の選択も決着が付きました。
~海外サイトなどを覗くと、「BILSTEIN」と「H&R」の組み合わせは、かなり評価が高く、「BILSTEIN」のショックは、ガス圧が基本高めなので、車高は思っていたほどは下がらないと踏んでいました~
つづく


