12月でこんなに冷え込むのは、久々ではないだろうか~?

と、最近切に思います。

 

かつて、とある事情で冬が-30℃の国にいた私ですが、最低気温が早々0℃以下になるのに、懐かしさも感じます。

 

さて、師走の大掃除前にどうしても片付けておきたかった事を片付けました。

それは、「エンジンオイルの交換」です。

今月交換すれば、向こう4ヶ月は余程な事が限り、「無交換」でいけますからね~

 

一応3000km交換を目安にしていますが、今回は2600kmでの交換。

サーキットも行きましたので妥当かと思います。

 

交換は自分でやるのですが、Zのエンジン特性上、どのオイルが良いのかと悩んでた時期がありました。

購入した時はREDLINEの5w-30が入っていましたが、DC2時代からこのオイルはコスパが悪いと思っていました。

 

悪いオイルではないのですが、一度本気で熱が入ると、結構しんどくなるのです。

5w-30という粘度ですが、常温から硬いイメージが有り、サーキットへ行けば即交換。

エンジン保護には優れますが、使い勝手は良くないです。

 

じゃあ、モービル1、、、う~ん、ガルフって手もある、、、DC2ではVTECっていうオイルをペール缶で買って交換してたこともあるし、、、でも、Zに合うのかな?

 

                 ↑椅子になったガルフのペール缶 座り心地が実は良い

 

なんて、ウダウダしてた時にお師匠さんに紹介されたのがFUCHS(フックス)という、オイルメーカーでした。

 

フックスは、日本では馴染みが少ないメーカーですが、欧州系の車では有名なブランドです。

 

種類も豊富で、ハイブリッド車~欧州車ロングライフ用まで揃っています。

HPへ行くとリンク先に、海外サイトですが、海外で売られている日本車の推奨銘柄まで調べられます。

自分が調べたのは、Z33、34(350Zと370Z)、30型プリウス、ストリームRN-1でしたが、数種類の推奨が書いてあって、とても嬉しかったです。

因みに、エンジンオイルだけでなくギアオイルまで取り扱ってますね。

ペール缶(20L)で買う時は、どれを買えば交換する車を網羅できるかが分かりやすいです。

 

この時、お師匠さんも良いオイルだとは思っていたそうですが、まさか欧州レースでも結構定番なメーカーとは知りませんでした。

因みに、私が「SUPER GT」で応援しているチームも使っていると後で知ったりもしました。

よく見たら、ステッカー貼ってあるね~

 

それで、最初に入れたのがこれと同じヤツ↓

 

 

じゃあ正直に中身ってどうなのよ?の話です。

 

Zの推奨は5w-30で最初に入れたのは5w-40。

サーキットを視野に入れたら、許容範囲と思うレベルですが、これがまた今までにない感じのオイルだとすぐに気づきます。

 

「色んな意味で、これはどうなのよ?」

これが、第一印象でした。

 

推奨の5w-30から5w-40に上げただけで、2000回転まではこんなに重苦しいのかと思うほどでした。

一度しくじって、坂道でエンストなどをやらかしました。

(なんともお恥ずかしい;)

 

慣らした後に少し引っ張って、3500回転近くまで回してみると、これが劇的に印象が変わり、スムーズに大人しく回るという言葉が当てはまります。

静かで振動も少なく、3000km走行後も思いっきり硬い印象はなくなりましたが、フィールは変わらずにいてくれたことに驚きです。

 

というわけで、少しこのオイルを研究してみようかなと思い付き、5w-30バージョン、ペール缶を購入。

やっぱり、5w-40だと硬すぎる印象がありましたので、推奨に戻します。

 

                      買ったものがこれです↓

 

このオイルに交換して思ったのが、やっぱり、この粘度が一番合っているみたいです。

最初からスムーズですから。

もう、恥ずかしいことはしません。

 

この油種は、たまに安売りされていて、自分が買った時は1000円/Lを切っていました。

安売りオイルと比べても、コスパ最強です。

 

そして、このオイルで2回目の交換後、練習の為に行ったサーキット場でもその実力は発揮されました。

 

6月上旬のことです。

場所は袖ヶ浦フォレストレースウェイ。

ボードには朝の気温で23℃、路面はセミウェット。

午前中は講習だったため、午後からの走行でした。

天気が良かったので午後は25℃を軽く超えてきて、路面は完璧にドライ

少し、暑い日になりました。

 

頑張って2つの時間枠、30分を2回走り終わってトコトコ神奈川方面へ走ったわけですが、油圧が安定してるし、フィーリングも変わったところがない。

それからわざと2週間ぐらい交換をしなかったわけですが、問題ないね~って首を傾げます。

本当は良くないことですが、「こんなことってあるの?」って思いました。

 

今まで使ったメジャーなオイルメーカーでも、この特性は無かったです。

サーキット行った帰りは油圧が落ちて当然でしたし、すぐに交換しなければ調子が悪かったですから。

 

HPを調べると、フックスのオイルは鉱物系のオイルではないらしいです。

植物油を使っているみたいなので、シールへのダメージも少なく、排気系へのダメージも緩和されているみたいですね。

 

しかし、「熱には強い」「酸化しやすい」という特性があるため、きっちり熱を入れたらすぐに交換したほうが良さそうです。

 

でも普通に使うなら、最初に4ヶ月は無交換なんて言いましたが、半年ぐらい行けるんじゃないか?と少し調子に乗っています。

ストリームでテストしてみようかな~