切符こそ危ない時代? | 活字と馬の日々の個人ニュース

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京王観光、JR券の発券停止処分 2月5日から無期限で
京王観光は1月30日、大阪市内の支店で行われていた

JR券発券の不正行為の調査継続とJR券の発券停止処分を受けたことを明らかにした..........≪続きを読む≫

木曜夜9時1分のトレイシー(Traicy)のネタ。本来東京資本の京王観光の大阪支店が、JR券に関する不正の件で、国内全店舗が、一定期間の発券停止と言う制裁を食らったんだよね。

 

 

京王と言えば、東京新宿から八王子、あるいは橋本などに向かう私鉄(民鉄)を連想される方が多いと思うけど、京王の子会社である京王観光が旅行代理店として長らく営業していて、なぜか大阪に支店を置いてることが、今回のJR券に関する不正をめぐって明らかになったんだよね。

 

僕的には、バス部門が博多まで夜行バスのはかた号を展開していた時期があったことが意外に思えたりするくらい、京王を首都圏の企業と思ってたんだけど、今回京王観光が大阪の支店でやらかしたキセル、つまり不正は、多くの旅行会社に置いてあるJR系のオンラインシステムであるマルスが関係してるんだよね。

 

JR券を売る前提で置いてあるマルス端末をいじってタダ券を出させ、自社のお客さんが乗ることが発生したことが確定した段階で有料発券に切り替える、いわゆる「発行替え」を行うと言う手口なんだけど、文春砲こと週刊文春の1月24日号が、JR線で行く100人参加の団体旅行であれば、50人分だけ発行替えを行い、50人はタダ券のまま、つまり0円発券の状態で差額をちょろまかすわけで、その分JR各社は損するってわけなんだよね。

仮にJRの車掌にツッコまれたら、3か月有効の「指定席回数券」を見せて乗り切ってるって言う、良くも悪くも厚かましいやり方だけど、こうした不正は、切符がある限り続いていくかもしれない、なんて個人の感想ながら思ってるんだよね。

 

そう言った現実の中で、京王観光の主たる営業区域である首都圏の場合は、JRはスイカ、京王などの私鉄はパスモで乗る人が多く、乗り降りする駅やバス停で1秒タッチして乗り降り出来るので、そう言った不正はほとんど聞かない。つまり、スイカやパスモと言った交通系ICカード(交通系電子マネー)があるところ、不正はやりにくいわけで、全国で使われるべきだと思ってるんだよね。

 

山口県内のほとんどのJR線や県内私鉄の場合は、今でも切符、現金に整理券、磁気カードで決済、つまり支払いを行う必要があり、不正乗車のリスクが高く、他県で使える交通系ICカードは使えない、実に置いてけぼりな県のまま、次の時代を迎えようとしているわけで、不安があると言えばある話なんだよね。

 

5月1日以降の次の元号下では、全国で交通系ICカードが使えて、切符の方が危ない時代が実現されるべきだとは思ってるんだよね。