講談社が版権を持つある名作漫画に関して、版元のくせに、その原画を無くしてしまった挙句、ネットオークションに出品されると言う、ある意味でとんだ不祥事をやらかしてしまったんだよね・・・。
講談社の週刊少年マガジン、通称「マガジン」と言われる漫画週刊誌で1973年から1976年まで連載された、作・梶原一騎氏、劇画・ながやす巧氏の名コンビの合作「愛と誠」。この漫画の中では、ヒロインの財閥令嬢・早乙女愛氏がヤンキー高校生・太賀誠氏を「白馬の騎士」に比喩して語り倒し、優等生・岩清水弘氏が早乙女氏に「君のためなら死ねる」などとムダに愛を貫く姿が描かれていたはず、なんだけど、ウィキペディアによれば、原画、つまり梶原・ながやす両氏の生原稿の一部がない状態が続いてたらしいんだよね。
それが、木曜日になって、マガジンの編集部がウェブサイト上で「お願い」を公表し、「『愛と誠』の生原稿については、ながやす氏的に譲渡や売却は一斉してないんですが、ながやす氏が管理している生原稿の一部を、やむを得ず編集部経由で外部に貸した際に、ごくわずかながら行方不明になりました。編集部的に意識の甘さを猛省しています。
もしオークションや専門店にそれらの生原稿が出ていれば、当時無くした物か盗品なので、手を出さないでください。もし見かけたらマガジンの編集部までご一報ください。」とコメントしたんだよね。
しかし、元はと言えば、マガジン編集部に非の打ちどころがあると言い切っていい気がする。12話・35話・55話の多くと74話の全部の生原稿がないと言う時点で、多くの愛と誠やマガジンの読者の皆さんにしてみれば、生原稿が適切に管理されていない時点で、編集部の仕事に疑問を持たれるはず。つまり、編集部が版権や生原稿を適切に管理してさえいれば、確実に防げた案件であり、講談社は油断もはなはだしいとツッコまれるに決まってるだろう、って思ってるんだよね。
漫画専門誌の版元が、肝心の漫画の生原稿をまともに管理出来ない恐れがあるとなれば、世の漫画家の人たちはどうすればいいんだろう、って思ってしまったんだよね。自分だったら版権ごと別の出版社を探してるはずなんだけどなあ…。