いよいよあーくんの卓球大会です!
中学の部活引退後、初の試合です。
個人の参加費300円は俺が出す、とのこと。
「あ、財布持っていかなあかん」
と一人で用意してました。
(小4以降はなるべく自分ですることを増やすことが大事です♪)
今日は初の大会に一人で出場。
メンタル鍛えられますように〜♫
市の障がい者スポーツセンターは、小さい頃からプールに行ったり、センターの祭りに行ったり、
幼稚園(児童発達支援施設)の入園説明会があったりと思い出深い場所です。
ずっと利用できる施設があるって良いですね〜
子どもの成長を感じることができます( ´ ▽ ` )ノ
とにかく、初出場なので、大会の雰囲気を味わって〜と思います。
開会式で、
「現在パラリンピック(2016リオデジャネイロ)があっています。福岡からはあまり選手がでていません。(※2024パリでは福岡出身の選手が出場されます!!!東京も出場されていた古川選手です!!がんばって~!!)
卓球も放送されませんでしたが日本人選手はメダルに届かずでした。これからの卓球を頑張っていきましょう」と挨拶が。
そうそう、車いすの女性(68歳)がちょっと前にテレビで特集で流されていました。メダルあとちょっとだったので残念でした。
この大会では、一つ年上のWくんという、とっても卓球が上手な男の子がいてその子も出場していました。。(そして、同じクラスじゃないか、すぐに確認しました。大丈夫でした。もっともっと上手なクラスでした。知的ABの上に、A,B,Cクラスとあるのです)
Wくんのお母さんとも、去年のファインピック以来に出会えてお話できました。
こうやって、横のつながりができるのが嬉しいですね。
Wくんは来月岩手の大会(障スポ)に福岡代表で出場されるそうです!!スゴイ!!頑張ってね~(^O^)/
実はWくん、試合がない時間はあーくんに話かけてくれていました。(上からみていました)
結構そういうことはあーくん嬉しいらしく、中学校の部活の試合後に家に帰ってきては
「今日は○○中の□□くんが話しかけてきた。そのラケットいいね。とかシューズどこで買った?とか」
と教えてくれるのできっとWくんが話かけてくれて、リラックスできたのだと思います。
というのも、個人で出場したあーくん。
知的障がいAは19名
知的障がいBは36名
計55名の中で、個人出場が5名。
他の人たちはなにがしかの団体に所属しています。
〇〇高等学園も、△△高等学園の名前もありました。
つまり、あーくんは、完全?!にアウェーでの戦いだったのです。
体育館の下に入れるのは選手とコーチ。
私たちのような保護者は上のスタンドから応援です。
部活の試合だったら、団体だったらもちろんのこと、個人戦でも、
同じ中学校の生徒もいて応援の声もあったでしょうが、今日は全くなし。
特に準々決勝からは、厳しかったです。
見ていて孤独~と言う感じでした。
ただ中学校でも、顧問の先生が区の役員をされたり今年度は市の役員をされていたりと試合中も忙しくされていて、今までベンチコーチとして入られる回数が少なく子どもたちで戦うことが多かったです。(悪く?!言えば、ほったらかし???)
だから、相手チームには顧問の先生がいてこちらが有利な展開になったら、わざと長々とアドバイスしてこちらのテンポを乱すなどされてきました。。
大人の知恵に、子どもだけの集団がかなうわけもなく何度も悔しい思いをしてきました。
が、それらの経験が、今、あーくんにとっても役に立っているのがわかります。
孤独な戦いに慣れているので今日もフツーです。
もし、、これが先生が色々としてくれるようだったら突然一人になった時にいつもの力が十分に出せなかったかもしれません。
(顧問のM先生、ありがとうございます!そして、先生の卓球がどこででも通用するという証明できたようで私、とっても嬉しいです)
あーくんはマイペースで進んでいきます。
予選一位通過した時点で、ユニフォームの着替えの順番も着々と進んでます。
最初は赤→黒→青(現在)、最後決勝(もしくは三決)用の赤のユニフォーム(butterfly)も待ち構えているのです。
後ろに見えている人たちはみんな相手チームの応援団。
相手に点が入るたびにパチパチと拍手します。
あーくんに点が入るとシーンとしてます。
まあ、これは部活の卓球の試合でも一緒だからですね。
ほんと、経験しておくって大事ですね~
準決勝から、試合前のラケット交換。
お、なんか、いつもの感じでいいね!
あーくんは卓球のタオルを持っていて試合中に汗を拭いたり、
ちょっとリフレッシュするために使うのですが、
他の選手は持っている人が少なかったです。
そして、準決勝で勝った時、あの、水谷隼選手が銅メダルを取った瞬間のように後ろに崩れ落ちてました(笑)というか、焦りました(≧▽≦)あーくんは水谷選手が大好きなのですが、こんなにも好きだったとは。
夫と試合を見ながら、こんな卓球場の雰囲気で水谷選手みたいなガッツポーズ(リオの時のシングルで銅メダルと取ったとき)をするって、かなり「やったー!」って気持ちと「自分のことが好き」って気持ちがないとできないよね~と話していたばかりだったからです。
我が子もするとは・・・・(汗)
と、恥ずかしい反面、嬉しさもありましたね。(親ばか?!)
決勝は女の子(というか大人の女性?)と。
超上手で、1セットは取り返したのですが
結局負けて、あーくんは準優勝!!!!すごい!!!
閉会式まで待っている時に今日のトーナメント表を書き写していました。
あーくんは結構あとでじーっと見直すのが好きなのです。
「きみ、上手だったね!二位になった子でしょ」見知らぬおじさんから声をかけられてました。
こんな出会いも嬉しいですね~
あーくんの人生初です!メダルもらえるの♫
よくケースを見るとあーくんお気に入りのトロフィー屋さん(ヒロカネ)のシールが。
良かったね〜
今回思わず、障がいについての本人告知となった障がい者卓球まつりでしたがそれも含めての大きな収穫となりました。
これからも、この経験を自信にもって試合頑張っていって欲しいです。
こういうのを「自己効力感」と言うと
中学校の担任の先生に教えてもらいました。
「俺ってすげー!!」*\(^o^)/*って。