3歳のころからプレイセラピーを受けていました。

中学生になってからはセンターに自転車で行っていました。

(月に1回くらい、最後のほうは学期に1回になりました)

 

 

このセンターの素晴らしいところは、

先生と遊んでいる様子を別室のモニターで保護者が見れること。

素の子どもをみることができます。
そして、毎回毎回録画され、先生の研究対象?!として貢献します。

そう、先生は大学生さんなのです。
学生さんといっても、臨床心理の勉強をしっかりされた方なので、

毎回アドバイスをいただけます。



あーくんは今まで先生が1回変わりました。

前の先生には8年ほどみていただいていました。
保護者や親せきとは違って、他人にずっとみていただくというのも、

すごい経験だな~と改めて思います。
とってもありがたいです。


その当時(中学生のころ)、

特別児童手当再申請と教育相談を受けた直後で、

10年間を振り返ったばかりだったので、

なんとなく過去と繋がっている私でした。

このセンターに通えるありがたさを

是非今の先生に伝えたい、

そう思い療育に行きました。


今お世話になっている先生は、

前の先生が「この先生だったら大丈夫!!」と紹介してくださった方。
あーくんの話を上手に引き出してくれたり、

卓球を教えてくれたのはこの先生といっても良いくらい!


特に、卓球に興味をもった初期の頃、

あーくんは団体戦というイメージ遊びをしていました。
卓球をするのに、一人一人人格が変わる、というものです。

ピンチになったら、別の人を呼んできて(といっても、あーくんなのですが)

「わしは卓球仙人じゃ」と言ったり、

「私は卓球チャンピオンだ」という不思議な遊びです。

先生はそんなあーくんに、

「じゃあ、こっちのチームは卓球リーダーが相手だ!!」と

付き合ってくださったりととっても良い方なのです。の

ある日先生がミスをするとあーくんがやじることがありました。

(某テレビ番組の影響から)

すると先生が
「そんなこと言われたら、嫌な気持ちになるから言わないで。

ドンマイとか、そういうことを言ったらいいよ」
「ピンチになったら、まだまだだ!!がんばるぞー!って言ってみて」そう言いました。
あーくんはハッとした表情をしました。
それから、しばらくしゅんとしていましたが、

でもそれ以降、卓球中の自分への口癖も前向きになり、
他の人に対しても励ましたり、というようになりました。

先生がセリフを教えてくださったから。



当時精神科の先生に、
「言葉を型として覚えさせていないと、なにもしゃべれないお子さんだから、

実際の場面でひとつひとつ教えないとだめですよ。自分からは出せません。

何を行っていいかわからない、というレベルですから。

そしてなぜそれをするのか、動機付けをしないと、自分からしませんよ。」

そう教えていただいたばかりでした。


帰る時になって、先生にお伝えすることができました。


「最近、あーくんは他の人から、卓球の話題ならとてもしっかりお話できて、

説明できているし、卓球好きってわかりますよ、と言われることが多いのですが、

今日モニターで見てたら本当にしゃべってますね~。スゴイですね~。

これもこのセンターだから分かることですよね。

モニターで見れるので。ありがたいです。

昨日教育相談の先生から年上の兄ちゃんとのゲームの場面で、

負けた人を励ましている、しかもそんなあーくんをみて、

まわりのお兄ちゃんが真似したりと、周りに良い影響を与えていると聞いたのですが、

きっと先生と今までの卓球のやりとりから、

セリフとしてしっかりあーくんの中に入っていて、

それで自然に出てきたものだと思います。
上手に話を引き出してくれる人と話す機会があるということは、

あーくんにとって、とっても大事だなと思います。

お忙しいのに、いつもありがとうございます。」

「また教育相談の先生に言われたのですがあーくんの今の課題は、

『わかっていないのにわかったと答えてしまうこと』
中学校で、担任の先生がソーシャルスキルトレーニングとして、

学校へいく準備を前の日にするといいと教えてくれて

「あーくんは前日に準備している?」と聞かれた時に

「はい、してますよ」と答えたと担任の先生からお聞きしました。

でも実際は朝行く直前にしているんです。
「できない」ということを言えるようになるのが理想なのですが。
ただ、あーくんは「良い子でいないといけない」という強迫観念があって、

先生に「準備前日にしてる?」と聞かれただけなのに、

「お前は準備してるよな!!」と聞こえてしまって、

その場で怒られないためのとっさの返事をしてしまっている。

これが続くとなにが問題かというと、

将来就職した時に、トラブルになってしまう。

教育相談の先生からさらに

「お母さん、これから5年間くらいはこれがテーマよ。

強迫観念をとかしてあげる。もっとゆったりしていいよ~って本人にわからせる。」

と教えていただいたんです。

そのために、まず「親がダメなところを見せる」これをやってください、と。

「お父さん、今日会社でまちがっちゃった~」と言ったり、

失敗する姿をみせる。

それをしばらくやっていこうと思っています、
と先生にお伝えしました。



「それはいいですね~。こちらでも、このセンターでできることがあるかどうか、考えておきますね!」

「いえ、先生お忙しいので、今のままで十分大丈夫ですよ!!」

そんな会話をしてわかれ、
すっかり暗くなった道を自転車で帰ってきました。



モニターでみていて、
先生は特別なことをされている感じではありません。


「真面目に練習しているんだね」
「いろんな球が打てるんだね」
こう承認してくれるだけです。
でも、この承認が鍵なんですね。
そのままのあーくんの姿。


私もちょっとくらいは先生のように、

あーくんの話を聞けるようになりたいな。
そして、たくさん失敗アピールをしていこう♪
そう思いました。

 


 

上の子を出産してすぐ(今から25年ほどまえ)

テレビのニュースで

「日頃落ち着きのない子どもが、イルカに接すると落ち着いた」

というものをみたことがありました。
 

 

下関市にある「海響館」で、大学の先生が、

二回か三回の段階を踏ませてイルカにさわるというプログラム考え、

小学校高学年の男の子が参加したという内容でした。
 

男の子は、最初はイルカのいるプールに近づくことができませんでした。

最後の回にようやくイルカに近づくことができましたが、

結局男の子は直接イルカにさわることなくプログラムは終わりました。

しかしその後、学校生活では落ち着くことが増えた、

という報告だったと思います。(かなり前のことなのであやふやですが・・・)



今思えば、ニュースでは自閉症とか広汎性発達障害という言葉の紹介があったと思うのですが、

私は当時は全く知らなかったので頭には入っていませんでした。
ただ、落ち着きのなかった男の子が落ち着いた映像を見て

「イルカ、すごいな~」と思ったことは覚えています。

(私はビフォーアフター系の話しは大好きなので)



それから月日は流れ、あーくんが生まれ、

身をもって落ち着きのない子どもの大変さを知った時、

またもや海響館のイルカ療法の紹介に出会いました。
 

2005年7月28日毎日新聞 九州版の記事。

障がい児への療法の紹介のなかの一つに、動物介在療法がありました。
 

 

そこで早速イルカ療法を検索。
香川県にドルフィンセンターという施設があり、

障がい児用にセラピーとしてしっかりプログラムされた療法があることがわかりました。

(本もありました!)

 

ただ、当時セラピーに参加できる対象が少し上の年齢だったことと、

親子で数回のセラピーを受けることのできる人とのこと。

あーくんはその時まだ四才。

セラピーはうけることはできませんでした。
ただ、ドルフィンセンターではセラピーだけでなく、

一般の餌やり体験もできる、とありました。
幸運なことに、当時香川には私の弟と、母の妹(私のおば)が住んでいたので、

泊まらせてもらって、ドルフィンセンターに行くことにしました。
 

九州から香川県まで、車で行きましたよ~
たしか当時は高速道路が一律千円の時代でした。

そういった背景も後押ししてくれました。

(ただ、瀬戸大橋は別料金なので、何千円か払いました)
 

 

ドルフィンセンターに着きましたが、初めて行く場所でしたので、

やはりあーくんはイルカに近寄れませんでした。
お兄ちゃんが餌をあげるのを離れた場所からじっと見ているだけでした。
あーくんの番になった時、お父さんにギュッとしがみついていました。

なのでお父さんが餌をあげました。
そしてイルカのいなくなった場所をお兄ちゃんと二人でじーーっと眺めている、ただそれだけでした。


初めてのイルカ接触はそれだけだったのですが、

家に帰るなりその日のうちに偶然テレビに映ったイルカを見て、

実家の犬(とめちゃん)に向かって

「可愛いね~」と話しかけていました。
指さしする場面なんて、見たことがなかったので、びっくりしました。
 

家ではその後「イルカの餌やりごっこ」が流行りました。
兄がイルカになりあーくんが兄に餌をあげたり、

あーくんがイルカの役で私に餌をくれ~という仕草をしたり。
イルカ旅行を楽しんでくれたようです。
 

 

三年後、再びドルフィンセンターに行きました。

餌をこわごわあげることができるまでになりました。
(屋島水族館はイルカプールが、ちょうど目が合いそうな高さにあります!!

こちらもおススメの場所!!ですが今はもう無いとききます)


香川県は、
イルカと接することのできる場所が多いし、
美味しいうどんも食べられるし、
いいところですよね
 

 

 

もちろん連絡帳にもこのことを報告♪

 

 

 

小2連絡帳より

 


4月21日
 

(わたし)
言葉の教室で。
ふうせんカードゲームで
3回連続負けてしまったそうですが、前回は一回目負けた時、

涙がポロリと出たのですが、今回はそのようなことが全くなかったようです。
家でもテレビゲームで負けるとすごく怒っていつも叫んでいるのですが、

最近「まいっか、三位でも」と自分に言い聞かせる呪文のように行っていることもあります。
10回に1回くらいですが・・・



(先生)
ゲームで楽しみながらいろんな力をつけているのですね。
 

 

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ことばの教室では、カードゲームをよくしていました。

ゲームですから、勝ち負けがあります。

勝つ方が誰でも良いですが、

負けることもあります。

ゲームでしっかり負けを経験しておくことも必要だな〜と思います。

 

相手はST(言語聴覚士)の先生です。

あーくんが話せるよう引き出してくれたり、

言い方が悪かったらさりげなく言い換え方を教えてくれたりと

おかげさまで良い療育を受けることが出来ました。

 

 

終わった後に先生から簡単なフィードバックがあります。

今日はこういうことをしました、

その時こんな感じでした。

何かあった時は先生が気づいてくれたり、と

親も勉強しながら子どもへの接し方を身につけることができたように思います。

 

 

 

 

私たち親は、突然「特別に支援のいる子」の親になります。

特別支援教育の知識なんて全くありません。

(あるのは今まで自分が育ってきた経験だけ)

なので専門家に頼ることはとっても大事です。

 

 

専門家1人に頼るのではなく

色々な人と繋がって助けてもらって

子どもと生活していくのです♫

 

 

 

 

中3の時、療育の先生に聞いたお話です。

 

療育グループの中に

あーくんと同じ年の子がいて

高校を決めるのに、

家族全員○○高(県内トップ)出身なので、
その子も入らないといけないって思ってる子がいたそうです。

 

あーくんが「親が高校を決める家もあるんだ」とボソッと言っていた、

裏を返せば、自分のところはそうじゃないって、思ってるってことよね、

と教えてもらいました。

 



あーくんを行かせたい高校についての作戦。

親が「ここに行って欲しいな」と思いつつ

押し付けるのではなくて、

あーくん自ら入りたいと思わせるよう

まわりの先生たちに協力してもらって

進路を決めている途中でした。

 


 

7月の金曜日、

その高校を希望する生徒と保護者と担任の先生で

学校見学させてもらえるようになり、

交通手段をどうするか、先生に相談されました。
 

私は中学校の近くのバス停で良いんじゃないですか?というと、

先生が「あーくんが高校に入ったら実際に使うバス停から行きませんか?

△△か□□、あーくんに選ばせてください」と言われて、

お!!

と先生の愛をありがたく思いました。


家に帰ってきたあーくんに聞いたら

「そりゃ絶対□□やろ」と返されて。
あぶない、ちゃんと聞いてて良かった〜
と思いました。



事前に色々と根回ししてるとこんなにもスムーズに流れるんですね~
 



私が会社の先輩に教えてもらった言葉、
「情報不足は不信感を招くよ」
は、子育てでも、現在でも
使わせてもらってます〜
 

 

あーくんが幼稚園の時のことばの保育(親も一緒に参加するもの)で

クリスマスケーキを作ったことがあります。

その経験が楽しかったようで、

しばらくクリスマスにはケーキを手作りしていました。

 

 

子どもたちも大きくなり、お店のケーキを買うようになりましたが

今年は一周回ってクリスマスケーキを手作りすることになりました。

その様子も含めて、クリスマスケーキ作りのプリントからご紹介です。

 

 

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12月のことばの保育では、親子でクリスマスケーキを作りたいとおもいます。
ロールケーキを輪切りにしたものに、子どもたち自身がホイップクリームを飾るという簡単なものですが・・・
さあ、一体どんなクリスマスケーキに仕上がるのでしょうか?楽しみです。


ねらい
①イメージする力を育てる
②物や動作と音声を結び付けて、わかることばや事柄をふやしていく
③ことばや動作を模倣することを促す
④季節を感じ、味わって楽しむ



親子クッキングを行うにあたって、お願いがあります。ご協力をお願いします。

①今回のクッキングでは、クリスマスケーキを作ります。事前に子どもたちに実物を見せてください。
もちろん味わっても構いません。パン屋やケーキ屋に買いに行くことや、
絵本や料理の本・チラシなどを見ること、また一緒に食べることや保護者の方が食べるところをみせるなど・・・とにかく、子どもさんがケーキを目にする機会を作ってください。

②クリームの上には飾り付けをします。その飾りをお子さんと一緒に考えたり、選んだりしてください。
トッピングは、各自で用意していただきます。当日持ってきてください。
タッパーなどにつめかえると、飾りつけの時に、子ども達は扱いやすいです。

②クッキングの準備をお子さんと一緒にしてください。

・子ども用エプロン(給食時使用の物とは別の物)
・子ども用のすりこぎ又はみそこし

・小さなお皿
の3点をお子さんのカバンに入れて持たせてください。
カバンに入れる時には、クッキングの予告をしながらお子さんの目の前で、一緒に入れてください。
また、お母さんもエプロン・三角巾・小さなお皿を用意してください。
お母さん自身のかばんにいれるところも子どもさんに見せましょう。

ことばの保育や日頃の保育の場だけが、ことばをはぐくむところではありません。
たくさんの楽しい経験を大好きな家族とすることが重要です。
ご協力のほどよろしくお願いします。



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さあ、クッキング当日♪
プリントにはこうあります。

私たちが、特別意識せずに行ってしまう日ごとの何気ないことの中にも、
ことばを育てるために必要な要素がたくさん含まれています。
今回のケーキ作りは、クッキングの経験から、以下のことをねらいにしています

①ケーキ・クリーム・クリスマスなどの子どもに馴染の名詞(単語)はもちろんのこと、
握る・飾る・かけるなどの動詞、
また甘い・おいしいなどの形容詞、
ぎゅっ・パラパラなどの擬態語(実際の音を表現したことば)
を聴いてわかることばを広げていきましょう。

②耳にしたことばと実際の物や動作を結び付けて、ことばを理解します。
子どもにとって耳に入りやすい音(ことば)を考えてみてください。

③耳からの音(ことば)だけでなく、目で見て確かめながら、ことばの理解を深めます。

④触ったり(触刺激)、匂いをかいだり、手に様々な感触を感じたり・・・
と聴覚・視覚以外の他の感覚も使います。これらのことは、ことばを理解する手助けになります。

⑤楽しい体験は子どもの心の中に印象深く残ります。
だからこそ、ことばがインプットされやすくなります。
今回も大切なことは、大人側も楽しい雰囲気作りをすることです。


いろいろな工程を通して、ことばを育ててみたいと思います。
さあ、一緒に親子クッキングを楽しみましょう。
どんなケーキができあがるか、楽しみです!!




本日のふりかえり(プリントに私が記入したことば)

①お母さん自身はクッキングを楽しめましたか?
→楽しかったです。準備をするのに、上の子とあーくんと三人でスーパーに行って
いちごを買っていたら、上の子が「あーくん、ずるいな~」と言い出したので
「じゃあ、今日作ろうか!」と前日に3人で作りました。
あーくんに良いことは、お兄ちゃんにもいいことだと思うので GOOD!そうで~す♡←先生のコメント
前日も、今日もたのしくできました。
他のおかしを買う時も色々と考えながら
バナナの形のチョコを買ったりと、楽しくできたようです。

よかったです。
ことばの保育の意図を理解してくださってありがとうございます。←先生のコメント



②親子クッキングで楽しめたところはどこですか?
→買い物・もりつけ


③前回の復習です。クッキング以外にもことばを育む上で大事なこととは?
→トッピングの発表をした(商品名や友達が何を持ってきたのか、自分と一緒か)
        人の意見や言い方を知ることでことばを広げていけます←先生のコメント
        お母さんたちがモデルになって、どう言えばいいかを見せて・聞かせる
→写真をお父さんにも見せて伝えるようにする
        あーくんが自分で伝えられる方法です。ぜひ試してみてください←先生のコメント


感想
前回エプロンをいやがったのですが、今回は張り切って「エプロン!」と言いながら
おとなしくさせていました。
日ごろの食事を作る時にも「クッキングするよー」「手伝って―」といえば
理解できるようになりました。  嬉しいですね←先生のコメント
最近パン焼き機を買い、材料を入れるのを手伝いたがります。 たくさんしてね。←先生のコメント


(余談ですが・・・)
先生が、私が書いた文に

赤ペン先生のようにコメントくださるのが

嬉しかったですね~

====================

 

 


小さい頃は、お手伝い命でした

なんでも手伝ってくれて、素直でほんと、カワイイあーくんでした。
今では、思春期になり

「は?なんで俺がせんないけんと?」

「めんどくさい、お前がやれ」など言います。

(※2024年現在、思春期もだいぶ落ち着き、

手伝いはしてくれるようになりました)
でも、家で、私の前だけでこんな言い方

外では頑張っているので

家だけでも自分が出せるからいいか~って

思えるようになりましたよ~
 

 

 

 

ちなみに今年(2024年)のクリスマスケーキ

あーくんにお任せにしたら、

みたらし団子のケーキになりました。

(イチゴは高いから代わりに団子とのこと)

 

事前に聞いたときはどんな風になるか不安でしたが、

食べてみて「あり」でした♪



パティシエのようにクリームを塗り

「楽しいな、ケーキ屋をしようかな、メニューはみたらしだけで」

と言っていました。


あーくんの障がいがわかった時、

私の両親が孫のために「うどん屋を始めようかな」

と言っていたのを思い出しました。(あーくんがずっと働ける場所として)


逆に、みたらし団子にケーキの飾りが

色々乗っているのは斬新でしたが美味しかったですね♪

 

あーくんが中3のころ。

 

試験前部活停止期間で

夕方早く帰ってきた時のお話しです。

 

 

 

支援学級の畑があって、

生徒たちは野菜を植えたり雑草を取ったりしています。

今年はピーマンが豊作の予感らしいです。

毎日持って帰ってきます。

この日は、体育館裏に出来ているすももも持って帰っていました。

 

 

連絡帳に

「ピーマンを見ると、

夏子先生を思い出します!」

 

と書くと

支援学級の担任の先生からお返事が!

 

「ピーマン見るたびに

夏子先生を思い出すのは、私も同じです」

 

やっぱり♫

 

 

夏子先生とは、音楽の先生で、

お兄ちゃんの担任でもあったし、

吹奏楽部の顧問でもあった、

独身のキレイな女性の先生のこと。

もう違う学校に異動されたのでした。

 

 

担任の先生いわく、

2年前先生たちに

「自由に持って帰っていいですよ」

と畑で採れたピーマンを職員室に置いていたけど、

あまり減らないのを見かねて夏子先生が

「ピーマンレシピの限界に挑戦します!!」

と、毎日持って帰ってくれていたのだそうです。

 

 

ユーモアのある良い先生だったな〜と思います♫

 

子どもたち2人ともとってもお世話になりました。

私と会ったことのある方でご存知の方も多いと思いますが、

あーくんが警察にお世話になった話があります。

 

知的障がい&自閉症のため、

急に、大きな声で、威圧的に言われると

普段でも上手に喋れませんが

警察官に聞かれるなら、なおさら!です。

 

その時あーくんは、小学校の卒業式が終わり春休み中で

1人で公園に遊びに行っている時のことでした。

 

小学校から私の携帯に連絡があり慌てて駆けつけました。

「僕、実は教員免許を持っていて、話しているうちに

この子は言いたくなくて言わないお子さんじゃなくて、

言えないお子さんなのかな、と気づきました。

実習でそういったお子さんと接したことがあったので。

なので、そういう対応をさせて頂きました」

若い男性の警察官の方が後日そう教えてくれました。

 

おかげで、あーくんは自分と両親と小学校の名前が言えたそうです。

この経験があって、私はPandA-Jさんと出会い

『知的障害・発達障害のある人を理解するために』

という警察の方向けのパンフレットを、交番や警察署に行って

直接お渡しするということをしていたのです。

 

 

 

このお話は先輩母の話でも紹介しますし、色々な人に話すと、

みなさん「素晴らしい話を聞けた」と言ってくださいます。

 

あーくんの中学校の時の校長先生にも、このお話しをしたことがあります。

退職後、市の人権課にお勤めされた方です

(今から7年前のことなので、現在どうされているかはわかりませんが)

先生は、市職員さんに向けて人権セミナーをされているそうで、

「このエピソード使わせてください!」と言っていただけました。

 

障がいのある子や人を理解してもらえるんだったら、

ぜひぜひ何でも使ってください!どうぞどうぞと

こちらからお願いしました!

 

 

私の心の師、海津敦子さんにお会いした時にもこのお話しをしました。

「あなたの判断は間違っていなかったのよ。

一人で遊びに行かせて大丈夫。そう思って送りだしたんでしょ?

安心して出せる地域で暮らしているってことですよね。

今回の件で、結果的に支援も増えて、

世間には理解してくれる人もたくさんいて、

出会えてよかったじゃないですか。

特に警察官の瞬時の判断はとっても素晴らしくて、

そのおかげで必要以上にあーくんが人間不信にならずに済んで。

学校に連絡が行ったということが、地域で過ごしてるって言う感じですよね。

良い流れじゃないですか」

と全肯定していただけました。嬉しかったです。

池袋の居酒屋で泣いたのをいまでも覚えています。

 

 

このエピソードがなぜこんなに心を打つのか考えました。

それは警察官が「公正」にあーくんに接してくれたからだと思うのです。

そこに皆さん感動されたんでしょうね。

そして「知っている」ということがいかに大事か、ということも。

 

私は今までこの経験を、

良い人に恵まれて良かった体験とずっと思っていました。

 

現在私は知的障がい者相談員をさせてもらっていますが、

相談の際に海津さんのように、

良いリフレーミングができて、

相手を元気付けることができるように

人の話を聞くことができるようなりたい!という

自分の目標の体験でもあったのだなと改めて思いました。

 

 

何かあった直後は(特に警察と関わりがあったとなると)

とても落ち込んでしまいます。

当事者さんや周りにいる人(親や支援者)も

必要以上に叱られたような気分で、

ビクビクしてしまいます。

また同じことをするのでは…という不安もなきにしもあらず。

でも、必要以上に落ち込まないで良いですよ!!と強く思います。

 

海津さんのように励ますことのできる人になりたいです。

中3の時のことです。

 

あーくんの所属する支援学級で

いのち(性教育)の授業

を助産師さんにしてもらいました。

 

 

お兄ちゃんの部活の先輩のお母さん(Tさん)が

助産師さんをされていて

あーくんと同じ中学校にお子さんが通っています。

Tさんの3人目のお子さんの入学説明会がある日に

お仕事をお休みされるとのことだったので

やっていただきました♪性教育!!

 

助産師さんはとーってもお忙しいので

「絶対にその日空いている」という日が少ないです。

そのようにお忙しいなか、またせっかくのお休みが取れた日に

性教育の授業をやっていただけて申し訳ないような、感謝でいっぱいでした。

私はとっても楽しみでした~

 

 

支援学級の担任の先生は

保健体育科の先生なので

性教育にとっても理解があるのです。

先生からも何度か性教育をしていただきました。

 

 

今回は、Tさん(担任の先生もよくご存じだった)をお招きしての

特別授業でした。

なので私が「これもお願いします」「あれもお願いします」と

いろいろなオーダーをして実現しました♪

 

 

 

 

成長ホルモンがでるのは夜10時~2時です。

それまでに寝ましょうとか

 

成長はみんなするけど、

個人差があるので、

人を気にしないで、

自分らしく成長していこう!

と、優しい口調で説明してくれます。

 

 

Tさんは同じくらいの年のお子さんを持っているからこそ

説得力があります

 

 

 

途中DVDも見ました。

 

「世界まる見え特捜部」の

なんと、楠田枝里子さんが出ている時代のものでした。

(懐かしい!!)

フランスの番組で、

出産についてとってもわかりやすい映像でした。

 

CGで赤ちゃんが出てくる再現があり、

その後、Tさんが赤ちゃんと胎盤と骨盤の人形で

もう一度見せてくれました。

 

赤ちゃんは骨盤を通る時、

「ありがとう」という姿勢をしてから

また横になって出てくるそうです。

生んでいるお母さん本人は見えませんし

でてくる赤ちゃんも必死。

助産師という仕事をしていると

その瞬間にいつも立ち合い

出産のお手伝いをされるということで

とっても素晴らしいお仕事と思いました。

 

 

「みんな、こうやって生まれてきて

大切に育てられました。

みんな大切な命なのですよ」

 

 

性教育の本質はここだと思います。

あなたは大切な人ですよと伝えてもらい

生まれてきてよかった~

と思えるように説明してもらう機会なのだ、と。

 

 

 

その後、絵本で説明をしていただいて

「さあ、実際に体験してみましょう♪」

と机を動かしました。

 

 

 

「妊婦さん体験したい人?」

Tさんが聞くと

「ハイ!」とあーくんが手をあげました。

ビックリ

 

 

 

おっぱいは500グラム×2、

おなかは3キロ。

さらしで巻いて・・・

 

洗濯物を拾い、干す、あーくん。

すごい姿勢

なぜ、その姿勢(笑)

という恰好でひろっていました。

お腹がでっぱっている(しかも重い)と

かばおうとして、そんな姿勢になってしまうんですよね。

 

 

 

別の子は、横になって起き上がって

と言われ、妊婦さんの体の重さを試していました。

 

 

「大変でしょ?お母さんはみんなこうやってきたのよ。

街で妊婦さんを見かけたら、みんな大変だと思ってね」

とTさんは言われました。

 

 

 

それから産道体験。

 

 

「うまれるよ~」

 

「おめでとう~」

パチパチパチ

とみんな出てきて嬉しそう!

 

これは全員経験しました。

(ある子は2回!!よっぽど楽しかったのね)

 

この産道体験は、結構自己肯定感上がると思います。

 

 

 

 

 

そして赤ちゃん(人形)が登場。

おむつ替えも体験。

 

もうみんな

赤ちゃんにメロメロ。

 

 

だって、他の説明を聞いていても、

ずっと抱っこしている子もいましたから。

(その姿が可愛いですね~)

 

 

 

講師のTさんのお子さんの

実際のへその緒、髪などを

見せてもらうみんな。

真剣に見ています。

 

 

 

 

エコーの写真も、

ああやって保存していたら

良いんだ〜と

参考になりました。

(我が子のエコー写真を今からしようという

もうそんな情熱ないですが~)

 

 

Tさん、お忙しいところ

本当にありがとうございました〜💕

たくさん準備していただいて愛を感じました。

 

なにより、楽しかった〜

 

 

 

 

帰って早速あーくんに

あーくんのへその緒、髪の毛を見せました。

こうやって、時々見ると

初心を思い出しますね〜(大事)

 

 

Tさんのお子さんのへその緒は小さかったようで

あーくん、自分をの見て

「若干でかいな。

俺はなんでこんなでかいんやろうか?

おい、お前(私のこと

タバコ吸ってたんやないやろうな。

絶対許さんぞ、オレはタバコ吸うやつは

出ていけって言う」

 

 

「大丈夫よ~私もタバコ吸わないし

お父さんも吸わないよ。

吸ってたとしたら、若松のじいちゃん(私の父)よ」

 

 

胎盤は、赤ちゃんにとって良い栄養素しか

通らないそうですが

タバコの成分だけは通ってしまうそうです。

CGの赤ちゃんがコホン、コホンと咳をしていました。

それを見ると、タバコ吸ったらいけないな~と思いましたが、

あーくんも思ったのね

 

大丈夫、吸ってないよ~

副流煙はあるかもだけど~

 

 

 

 

 


 

中2の時、あーくんの連絡帳が変わり、

「今日のお手伝い」欄ができました。

 

 

欄があると、埋めたくなるのが子どもというもの。

(先生お上手です!!)

 

それ以来、何も言わなくても

手伝ってくれることが増えました。

 

 

料理を手伝ってくれることが多かったです。

(たまご割ってとか、野菜切ってなどなど。

料理は立派なコミュニケーションツールです♪)

 

 

 

 

水泳の授業が終わって

家に帰ってきてから水着を洗うって、

前から自分でしていたので

当たり前って思ってしまいますが、

立派なお手伝いなのです!!!

 

 

物は言いようですね。

あーくん小5のころ

 

冬休みの宿題をたくさん持って帰ってきました。

そのなかに、今年初めて

「老人ホームのおじいちゃんおばあちゃんへ」と

住所の書かれた年賀はがきを持って帰ってきました。

 

裏を書いてポストに入れるのが宿題のようですが、

へびのイラストを見て思わず微笑んでしまいました

(親ばかですね)

 

 

来年(2025年)の干支も巳年。

気が付けば、あの頃から一回りしたのですね~

現在23歳です。