あーくんが高校生になる時、
電車やバスでのマナーを知ってほしくて、教えるために
キリン福祉財団さんより助成してもらって
「ごかいされない大人のためのマナーブック」
を作りました。
障がいのある本人がマナーを守ることも必要ですし、
まわりの人の理解があってこそ、
本人たちも失敗したりして練習しつつ社会に慣れていくのです。
あたたかい目が最近は難しくなっているみたいですが、
それでもお互い様の気持ちをもって人にやさしくできたらいいですね。
(心に余裕がないとやさしくするのは難しいですし、
ちょっとした知識が心に余裕をくれることもあります)
まわりの人の理解用
本人用
本人さん用とまわりの人の理解用と2パターンあります。
作成したものの在庫が無くなった後でも印刷できるように
私のもう一つのブログで公開しています。
どちらもA4サイズ。
本人用は折って持ち歩けるサイズに、
まわりの人の理解用はリーフレットになっています。
もしよかったらご活用ください。
「車内でぶつぶつ独り言をいう」
「距離感を伝えるむずかしさ」
「見た目で障がいがわからないからこそのお願い」
どうしてそのような行動をするんだろう?と思う人に電車やバスで会ったことはありませんか。
ほとんどの行動は、落ち着くためにしているものです。
私たちも、体を揺らす、髪を触る、鼻をつまむなど、
落ち着くための自分だけのクセ・行動があります。
知的や発達に障がいのある人もクセがありますが、
それが「自分と他人の区別がつかない」
「それをすると相手がどう感じるか想像できない」という特性から、
周りの人をびっくりさせてしまうことが多いのが現実です。
また、障がいの程度は人によってさまざまで、身体に障がいがある方と違って、
ぱっと見た目には障がいがあるとはわかりにくい人もいて、
「わざとやっている」「怖い人?!」と誤解されがちです。
思春期頃から体も大きくなり、年齢と行動のギャップが目立つようになる人もいます。
私たちは、社会で生活しながらルールやマナーを勉強中ですし、
社会からの支援があれば、その場に合ったことができるようになります。
例えば、「ちょっと離れてください」「走らないで歩いてね」と
優しい口調で伝えてもらうことで、生活しやすくなります。
周りの方に「こういう理由があるんです」「こんな助けがあると嬉しいです」と
知ってもらうことで、必要以上にびっくりさせずに
お互いが生活できるのではないか思っています。
どうぞ、色々な人がいることを知っていただき
社会の一員として見守ってください。
こころとからだ(発達に遅れのある子の性教育)の読書会
(中身の例)
おかげさまで、色々な方に手に取っていただけました。
ありがとうございます。
これからも必要な方に届けば~と思います。