本題です。
Hクラスで感じたこと!
今回は、Hクラスを経験して良かったと感じたことを書き出してみます、、、
①バケモノばかりで無いことを知った
②宿題を捨てる事を覚えた
③100点 ( ノーミス ) にこだわる練習が出来た
の3つです。順番にお話ししますと、、
①バケモノばかりで無いことを知った
3年生ではSクラスとHクラスのみでVクラスというものはありませんので、S=4年生以降のV候補メンバーを含む、ということになります。娘たんはSクラスでの入塾でしたが、下準備をして計画的に入塾テストに臨んだわけではなく、たまたま2回受けることになってしまった入塾テストの2回目がS合格の基準に乗っかっただけでした。1回目はHクラスでの合格です。
通塾当初、復習テストで泣いちゃって受けられず別室で待機した事件や、算数の復習テストで30点台と40点台を立て続けに取っちゃって、父親の私が「そんな授業で子どもに理解させてくれない塾なんか辞めさせてまえ!
」と ( ひとりで ) 暴れかけた事件などをしでかす中、周りのお子さんたちはとっても優秀
。
娘たんからしたら、なんであんなに難しい問題なのに公開テストであんな良い点数が取れるのか?
授業中テキストに載っている三角形のフチを、シャーペンの先でプチプチと穴を開けて切り出して遊んでる男の子が復習テストで高得点を叩きだすのは何故なのか?笑
もうね。そりゃあ、謎でしかなかったはずです
バケモノクラスに思える秀才たちに囲まれた中での通塾開始。娘がいちばん大変だったのでしょうが、同年代の彼ら彼女らに出来て娘たんに出来ないわけがない!何とかしなきゃ!と、焦りに焦っていたのがこの私なのでした。必死だったんですね汗(´・_・`;)
が、しかし。
Hクラスに来てみると、娘たんと同様「チャレなんか分からん〜」言うてる奴等がわんさか居るわけです
なんちゃーない。ウチの子と何にも変わらない。
ある意味親がいちばんホッとしました。
ホッとしてハッとしましたΣ(・□・;)!
そこに小学3年生のあるべき姿がある事に気付いたのです。
あぁ、背伸びしまくってた……
という事に私自身が気付き、反省したのです。
そしてここで私は大きなものを得ました。
それは「出来なくても当たり前」という心の余裕を持てたことです。
※出来なくても良い、という意味ではありません
この事は私の娘への接し方にも良い影響を与えました。
こんなめちゃ難しい問題に取り組んでいる娘たん!という視点が保てるようになったことによって、問題が解けなくてもイライラし難くなりました。
途中でグズっててもそりゃ仕方ない
と、許せるようになりました。
それでも頑張ろう!と励ませるようになりました。
そして私自身、 怒る回数が極端に減ったのはこの頃から。
とてもありがたい事でした(。-_-。)
②宿題を捨てる事を覚えた
小学3年生のHクラスの宿題は「やさ」「むず」までですが、娘たんには引き続き「チャレ」にも挑戦してもらっていました。が、なかなか理解が追いつかない問題も出て来ます。
どうしても解けない問題がある場合、コレまでは私自身が拘り、最後まで理解が出来ていると確認できるまで娘たんを問い詰めることがありました。ヒントを小出しにし、考えてもらって理解を引き出すことがいちばん良いやり方だと信じ、娘たんを難問に長時間付き合わせていたのです
でも、この時の私はふと思いました。
Hクラスではそこまでやる必要はありません。
また、「学習計画表」ってのをよく見ていると、Sクラスの宿題でも ”必要最低限この問題までやっといてね。大事だよ!” と記載されている範疇 ( 重点項目 ) が書いてあり、超難問においてはその範疇から外れていることが多い事に、この時期になってやっと気がついたのです ( 遅いっつーの汗 )。
えぇ、とっとと一部捨てました
「やらない」という選択肢を私は手に入れたのです。
そうすると娘たんの負担も減り、私の負担も減り、ある程度の「チャレ」問は消化しつつ、ちょっと頑張ったら分かるんじゃないかなぁと思われるものは後日にまわし、かなりの難問だと思われるものについては「今は分からんでも良いよ♪」と切り捨て、切り分けて行ったのです。
となると、「分からなかった問題」を抱え、引きずったまま一週間が終わるのではなく、「分かった問題」と「やらなくても良い問題」のみで一週間が終わります。
ここには、消化不良の問題は存在しません。
やらなくても良い!という形で消化を終えた問題と、
分かった問題の2種類だけになったことで、
親子ともにかなり心の余裕を持つことが出来るようになりました。
コレはSクラスに戻ってからも続け、特に支障は出ませんでした。ただし、最初から投げ出す事はせず、
→ 一旦は必ず自分で解いてみる
→ 捨てるかどうかを難易度で親が判断する
→ 解けそうなものは時間を置いてからもう一度やる
→ それでもどうにもならない超難問は、存在を忘れて良し!
の、優先順位を守って取り組み続けています。
また、先に触れた学習計画表での「押さえておきたい問題」に超難問が含まれている事はまずありません。
さすが浜学園。こういうところに問題の選別眼というか、意図を感じます
あとそうそう。
教え方にも少々変化がありまして。
ヒントを与えてもなかなか理解に苦しんでいるときは、ある程度早めにそのやり取りを切り上げ、さっさと目の前で一度解いてあげるようにしました。
その途中でスッと理解することもありますし、日にちを置いて同じ説明を繰り返していると、3,4回目で理解することもあります。なんてことない。同じ説明です。
繰り返す中で腑に落ちる瞬間があるみたいなんです。腑に落ちてくれた後は直ぐに自力で解いてもらいます。出来ればそれで良し ( 後日もう一度解いてくれればなお良い )。出来なければひとつ手前からの繰り返しです。
そういったルーティンが確立できたのも、このHクラス在籍時の2ヶ月間のことだったのです。
このルーティンで、小学3年の終盤では「やらなくていい問題」が徐々に減っていき、殆どの宿題を理解して復習テストにのぞめるようになっていったのです。
ここまで来ればかなりの好循環です
量は多いので決して楽ではないですけど笑
③100点 ( ノーミス ) にこだわる練習が出来た
ここは端的に。
①②がうまく回せるならば、Hクラスの復習テストはかなり優位に進めることが出来るでしょう。基本が中心のテストですので高得点が狙えます。中でも100点が狙えるならば、狙いに行くこと。娘たんはそこにこだわって挑んでいました
低学年〜中学年において(※注) は、Sクラスでの算数の復習テストはHクラスのものと比べて平均点が下がります。おのずと100点を取ることが出来る確率も下がります。単に難易度が高いからなのですが、逆に数問間違えることが許される環境にありますし、それが皆にとっての平常運転となって来ます。
(※注) しかし5年生になると、各クラスの平均点の分布に変化が生まれます。Vクラス帯が平均点がいちばん高く、次にSクラス帯、Hクラス帯がいちばん低くなります。Vクラスの復習テストがいちばん難しいのにもかかわらず、平均点がいちばん高くなるのです。各集団のなかで学力そのものや学習に対する姿勢の差が顕著に現れるようになっているのだと私は解釈しています。。あぁ無情…。。
Hクラスの復習テストではどうでしょう。毎回数人が100点を取り、数人が1〜2問間違える90点台後半。比較的平均点も高くなり、力の差も見えにくくなります。ならば、どれだけノーミスの回数を増やせるのかがポイントとなるわけです。この違いを早い段階で経験できた事は娘たんにとっての収穫だったのではないかと思います。
力の入れどころ、集中して拾いに行く問題と捨て問の切り分け、のようなメリハリの定義を学んでくれたのではないかと勝手に思っています。
と、いうことで2度に分けてお話ししてきたHクラスの印象と、そこで得たもの、でした。必死な親と子の姿、少しでも感じていただけたでしょうか?
Hクラスでの時間は、当時の私が取り組んでいた「必死」のベクトルが間違っていたことに気づかせてくれた、
救いの2ヶ月間だったということです
( ※「家庭学習「裏の話」」の終盤で書いた「度の過ぎた使命感」からスッと抜け出せたタイミング、とはこのHクラスで過ごした期間のことです。)
浜学園へ通われている方にとっても、そうでない方にとっても同じように通ずると思っています。
これを読んでくれている皆さまの参考になれていたら私も嬉しいですが、どんなもんなんでしょうねぇ(。-_-。)
確かにこれを書いている時点では受験を終えている訳ではなく、最終的に正解が何なのかはわかりません。
最難関をお子さまが幼少の頃から目指し、準備してきたご家庭の親御さんならば、ぬるいことを書いてるな、と思われる方もいるでしょう。
ですが、いま目の前にある問題が私どもの経験と合致する方もそれなりの数おられると確信しています。
焦らず、お子さまに伴走していきましょう
てか、私も娘も頑張らにゃ(๑•̀ㅂ•́)و✧
今回もまとまらない長文を最後までお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
でわでわでわ(๑´ヮ`๑)ノ