マウリッツ・ファン・オラニエ=ナッサウ。
それが、身長2メートルを超えるマッチョで、ちょびひげを蓄えた、私の叔父様であり、風車の国随一の宿将だ。
でもなぜ?叔父様は、麦の国に敗れてしまったのではなかったの?
「そう簡単にわしを亡き者にせんでくれ。確かに奇計を仕掛けられ、敗走を余儀無くさせられが、そう簡単にはくたばらんよ」
叔父様は、珍しく歯切れが悪い。
「それに、兄上に謝罪と報告をせねば、死んでも死にきれなん」
こんな状況になったのは、何も叔父様のせいではないわ。
「それさ、その状況だ。一体王都で何が起こっているんだ?」
それは、麦の国が宣戦布告してきて、折角の午後が台無しになって、夜中に突然兵隊に襲われて、気が付いたら、町ハズレの祠にいて、また兵隊に襲われそうに成ったんだけど、アキが助けてくれて、一緒に逃げてきたの。
「おいおい、要領を得んなぁ」
わたしだって大混乱なんだから、仕方ないじゃない。
「すまんすまん」
「リッツ叔父さん、僕がわかる範囲で説明します。」
今まで、無言を通していたアキが、会話に入ってくる。
突然人の悪い顔になった叔父様が続けて何かを話そうとしている。
あ、う、でもでも何を話すの?あわわわわ
「それよりも、アキ坊お前が、本物のアキ坊だったとして、遠い故郷にかえったんじゃなかったのか?お前と二度と会えないかもしれないって、そりゃこのお姫様は大変だったんだからな」
ひと呼吸置いて、ちょび髭を弄りながらアキを品定めするかの様に見て
「アキ坊、俺との約束覚えてるか?」
少し考えながら、アキは応え
「戦いに負けても泣かない強い心をもつ!だっけ?」
「合格だ!」
叔父様は、満面の笑みでアキをたかだかと抱き上げ、そのまま方に載せてしまった。
「大きくなったがまだまだ小さいなあ!」ガハハと大笑いをしている。
「あ!あともう一個あった!ニナちゃんをずっと守って、お嫁さんにもらうんだったね。ニナちゃんに、何度も約束のおまじないやら、契約書やら書かされたからね」
素晴らしい笑顔で、とんでもないことを暴露し始めた。
「それで、こやつめ縁談を片っ端から破談に成る様にし向けてきていたか」
ダメだ、あいつら殺してあたしも死ぬ!
「なに?死ぬほど愛していたと?あついのう、青春じゃのう」
アキは否定もせずニコニコと、若干わざと照れている様に見える。
「ニナちゃんからかうのは、そろそろやめて本題です。」
コロスゼッタイ!
「でもほとんど嘘ついてないから安心して♫」
アキってこんなに性格悪かったかしら?今後の事を考えなくちゃ・・・って何よ!今後って、なに舞い上がってるの?うわーダメだ。
「リッツ叔父さん、確認なんですが前線部隊はほぼ戦わずに敗走、それも裏切り、寝返りによる混乱でなにがなにだかわからない間に」
叔父様は、軽く驚きながら
「何か知っているのか?白の後光」
「いぢめないでください。さっきの宣言は本当の本気なんですから」
なにの話をしている?
「お前はすでに」
叔父様の声を遮って
「その上で言っています。僕は、一人っ子だからワガママなんです。だからすべてが欲しいし、僕の周りは皆シアワセにするって決めたんです!」
意味は、わからないけど、アキかなりめちゃくちゃ言ってる様な、しかも私も他人事じゃないような。
「どちらにせよ、僕らのさしあたっての目標は、夜中に呼ばれてもいないのにパーティーにやって来た、無作法者にお帰り頂くことでしょ」
渋々の程で、歯切れ悪く
「そこまで言うからには、何か策があるのか?」
「はい、マウリッツ将軍。欠けるものはあるでしょうが、無作法者を追い返す所までは、疑いなく可能です」
いきなり改まるアキに渋面で
「もうリッツで良い。今さらアキ坊を疑っても仕方ないし、ワシは、こう言うのが苦手なんじゃよ。痛くも無い腹を探り合うのはやめだ。」
「では、まず現状の確認から行いましょう」
それが、身長2メートルを超えるマッチョで、ちょびひげを蓄えた、私の叔父様であり、風車の国随一の宿将だ。
でもなぜ?叔父様は、麦の国に敗れてしまったのではなかったの?
「そう簡単にわしを亡き者にせんでくれ。確かに奇計を仕掛けられ、敗走を余儀無くさせられが、そう簡単にはくたばらんよ」
叔父様は、珍しく歯切れが悪い。
「それに、兄上に謝罪と報告をせねば、死んでも死にきれなん」
こんな状況になったのは、何も叔父様のせいではないわ。
「それさ、その状況だ。一体王都で何が起こっているんだ?」
それは、麦の国が宣戦布告してきて、折角の午後が台無しになって、夜中に突然兵隊に襲われて、気が付いたら、町ハズレの祠にいて、また兵隊に襲われそうに成ったんだけど、アキが助けてくれて、一緒に逃げてきたの。
「おいおい、要領を得んなぁ」
わたしだって大混乱なんだから、仕方ないじゃない。
「すまんすまん」
「リッツ叔父さん、僕がわかる範囲で説明します。」
今まで、無言を通していたアキが、会話に入ってくる。
突然人の悪い顔になった叔父様が続けて何かを話そうとしている。
あ、う、でもでも何を話すの?あわわわわ
「それよりも、アキ坊お前が、本物のアキ坊だったとして、遠い故郷にかえったんじゃなかったのか?お前と二度と会えないかもしれないって、そりゃこのお姫様は大変だったんだからな」
ひと呼吸置いて、ちょび髭を弄りながらアキを品定めするかの様に見て
「アキ坊、俺との約束覚えてるか?」
少し考えながら、アキは応え
「戦いに負けても泣かない強い心をもつ!だっけ?」
「合格だ!」
叔父様は、満面の笑みでアキをたかだかと抱き上げ、そのまま方に載せてしまった。
「大きくなったがまだまだ小さいなあ!」ガハハと大笑いをしている。
「あ!あともう一個あった!ニナちゃんをずっと守って、お嫁さんにもらうんだったね。ニナちゃんに、何度も約束のおまじないやら、契約書やら書かされたからね」
素晴らしい笑顔で、とんでもないことを暴露し始めた。
「それで、こやつめ縁談を片っ端から破談に成る様にし向けてきていたか」
ダメだ、あいつら殺してあたしも死ぬ!
「なに?死ぬほど愛していたと?あついのう、青春じゃのう」
アキは否定もせずニコニコと、若干わざと照れている様に見える。
「ニナちゃんからかうのは、そろそろやめて本題です。」
コロスゼッタイ!
「でもほとんど嘘ついてないから安心して♫」
アキってこんなに性格悪かったかしら?今後の事を考えなくちゃ・・・って何よ!今後って、なに舞い上がってるの?うわーダメだ。
「リッツ叔父さん、確認なんですが前線部隊はほぼ戦わずに敗走、それも裏切り、寝返りによる混乱でなにがなにだかわからない間に」
叔父様は、軽く驚きながら
「何か知っているのか?白の後光」
「いぢめないでください。さっきの宣言は本当の本気なんですから」
なにの話をしている?
「お前はすでに」
叔父様の声を遮って
「その上で言っています。僕は、一人っ子だからワガママなんです。だからすべてが欲しいし、僕の周りは皆シアワセにするって決めたんです!」
意味は、わからないけど、アキかなりめちゃくちゃ言ってる様な、しかも私も他人事じゃないような。
「どちらにせよ、僕らのさしあたっての目標は、夜中に呼ばれてもいないのにパーティーにやって来た、無作法者にお帰り頂くことでしょ」
渋々の程で、歯切れ悪く
「そこまで言うからには、何か策があるのか?」
「はい、マウリッツ将軍。欠けるものはあるでしょうが、無作法者を追い返す所までは、疑いなく可能です」
いきなり改まるアキに渋面で
「もうリッツで良い。今さらアキ坊を疑っても仕方ないし、ワシは、こう言うのが苦手なんじゃよ。痛くも無い腹を探り合うのはやめだ。」
「では、まず現状の確認から行いましょう」