寿司の連合チームで500名のお客さんに寿司を握らせてもらった件 | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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こんにちは
小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村 圭助 です。

先日札幌で行われた「道産地酒&鮨フェア」
パークホテルで500名のお客さんが参加して行われました。
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北海道の全13の酒蔵さん、ゲストの吉田類も参加し、僕ら寿司組合は連合チームで500名のお客さんに寿司を握らせてもらいました。

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準備の光景

普段はお店のメンバーと握っているので、他店の職人さんと握るときはちょっとしたライバル心がでてきますね!!僕の握り方や寿司の形、仕事ぶりを見られているし、僕も他のお店の職人さんがどんな仕事をするのか興味まんまんで見てしまいます。

寿司の仕事ということで、基本の部分は同じなのですが、お店によって握りの形や表現方法が違うので、こういう場で一緒に仕事をすると自分のお店のレベルや仕事に関して新しい発見もあってすごく楽しいです。さすがに500人相手ということで、常に追われていましたが勉強になった良い一日でした。

ここ近年、北海の酒はすごく美味しくなってきています。その理由は、お酒に使う米がどんどんよくなってきたからです。普通に食べるお米でも、ユメピリカやななつぼしで有名になっているとおりコシヒカリに負けないお米が出てきています。お酒につかう酒造米も同じように、彗星、吟風といった酒造好適米がでてきて山田錦にまけないすばらしい酒造米がつくられるようになってきたのです。

昨年は、13蔵のうち9蔵が酒の品評会で賞をとるなど、いまや北海道の酒は全国でもトップクラスのレベルになっています。

北海道の寿司と酒の最強コンビが一緒にやるイベントなので人気があるのもわかるようなきがします。寿司や酒がそうであるように、これから北海道の食はさらに世界中で注目を浴びるようになってきます。これは北海道に住む人や、経済にとっても大きなチャンスになります。たくさんの知恵を出し合って、みんなにとってよりよい状況になるように頑張っていきたいです。