教えるよりも引き出す | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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こんにちは
小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村 圭助です。

忙しい週末が終わりました。
今日は、お昼に約500人前のお弁当、お店も予約でビッシリだったので朝早く5時から仕事をはじめました。

人の力はすごいです!!

普段でも100人前のお弁当はつくりますが、さすがに500人前はしっかりした準備が必要です。物の準備もそうですが、一番大切なのは頭の中の準備です。どんな順番でやるか、誰がどこを担当するか、問題点はどんなところか?こういうことを、この2週間話し合ってきました。
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大きなイベントでのご注文だったので、お客さんの要望をしっかりと取り入れながら準備をしていきます。今回の一番の問題点は、人手でした。今回は、僕はほとんど意見を言わないで現場の意見を中心に組み立てます。「この問題は、支店から人を借りる」と誰かが言って、あっという間に解決してしまいました。
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現場主体でやるときはいつも思うんですが、本当にみんないろんなことを考えていて、アイデアをたくさん持っていることに感心します。僕が思うやり方よりも現場の意見が統合されたときのほうが、よっぽどいい結果になりますね!!

今の社員さんは昔と違って、経営者と平等に情報があるのです。むしろ、興味・関心という分野においては経営者以上に情報量と、人脈までももっています。

だから、全部、支持命令してやるやりかたは間違いなのかもしれません。社員さんの意見が活発に飛び交う「場」をつくることが大切なのだとおもいます。

今回のような、普段やらないことをお店としてやるとそのことを深く実感します。

結果的に今日なんか予想していたよりもはるかに早い時間に終わることができました。若い社員さんには、ある一定ラインまで社風を通して伝えることも大切だとおもいますが、それ以上に関しては、教えるのではなく引き出すですね!!

おつかれさまでした。