こんにちは
小樽の寿司屋の三代目の 中村 圭助 です。
時代がどんどん変わっていきます。
特に、スマホの普及は飲食店にも大きな影響があると感じます。
先日、こんなことがありました。
僕が握っていて
「こちらは、大助（おおすけ）という鮭です。」
「北海道の周りを回遊している天然のキングサーモンです。」
と説明をしたところ、
お客さんが、スマホを取りだして
大助のことを調べました。
おそらくWikipediaを見たらしく、
Wikipediaに書いてあるようなことを一言二言いいました。
これって、良いとか悪いじゃなくて
2年前では絶対にありえないことだったんです。
それくらい今は何か調べようと思ったら簡単だし、
情報もいっぱいあるんですよね！！
予約も最近は食べログを見たお客さんが激増してるし、
ホームページのアクセスもケータイは何倍にも伸びてます。
お店でいうと、東京のどっかではやっている店があったら、
表面的な部分は簡単に真似できるし、
僕らがやっていることも、すぐに真似されてしまうということなんです。
コピーの時代
ますます商品とか物に価値がなくなって行きます。
だから、絶対に真似できないものを提供して行く必要があります。
それは、ライブなんだと思います。
最低でも、お店に入ってから、お寿司を食べて、お会計して、お店を出るまで…
お客さんがどんなことを感じて、どんな体験をするのか
こういうことを提供していかないと
これからの時代はダメなんだと痛烈に感じる出来事でした。