「もの」と「こと」を考える | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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こんにちは


小樽の寿司屋の三代目の 中村 圭助 です。



サービス業をやっているものとして


「もの」と「こと」の違いをかんがえることは、とても大事なことです。


「もの」といえば


商品 であったり、僕のお店であったら 寿司 です。


目に見えるもの、 お金を出して買うもの


性能であったり、費用対効果、こんな感じでしょうか。



「こと」とは


目に見えないもの、


感じるもの、


お金を出しても買えない


体験、


イベント


などなど です。



このように考えてみると「もの」と「こと」は似ているようで


正反対のような気もします。



それでは


飲食店を含めたサービス業は


「何」をお客さんに提供するべきなんでしょうか。



アップル社のスティーブジョブスは


世の中の人たちに「なに」を提供していたのでしょうか。



テレビのCMで、車を売っていたとします。


A社は、車の性能 何馬力 安全性装置のすごさ 燃費のよさ などをうたっています。


B社は、家族そろって車にのって、バーベキューを楽しそうにしています。

     そのとき、車が広いので、とてもくつろげて、幸せそうな家族の雰囲気が漂っています。


あなたは、どちらの会社の車がほしいでしょうか??



「もの」にフォーカスしすぎると、サービス業はおかしな方向にいってしまうような気がします。


だって、「もの」は誰もほしがっていないからです。


でも、みんなハッピーな体験をしたがっていると思います。



だから、


サービス業は


自分の会社の「もの」を通して、どんな「こと」を提供していきたいのかを


しっかりと考えていかなければいけません。