約束事
<Seiryuuのつぶやき> NO353
約束事
「指切りげんまん・・嘘ついたら針千本飲~ます」・・・
小さい頃、こんな約束事(遊び)をした懐かしい記憶はありませんか?
この言葉は、江戸時代に生まれた文化の1つ「江戸しぐさ」にあります。
何気なく使っていた言葉でしたが、江戸時代においては、真剣な約束事として取り交わされた言葉のやり取りだったようです。
・小指と小指で約束する・・・
・約束を破ったら(小)指を切る・・・
・げんこつ1万回・・・
・嘘ついたら針を千本飲む・・・
人と約束をしたら、どんなことがあっても守ることが、ごく普通・当たり前の時代だったのでしょうね。
そんな時代だったからこそ、町民の間にも「盆暮れ勘定」という、品物の売り掛け清算は、盆と暮れの2度だけで、イザコザも殆んど起こらず暮らしていた・・・というのですから、人と人との結び付きは、非常に強いものがあったように思います。
私たちの先祖は、素晴らしい文化を築いてきたのですね!
私たちも、先祖に負けないように、古き・良き「美の文化」を受け継いでいきたいものです。