連絡先 ≪本門仏立講 蓮行寺≫
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一生を棒に振る生き方から方向転換
御 教 歌
わが店の はやらぬ故に よその邪魔
むだに暮らして 棒を折る也
我が店が流行(はや)らないからといって、よその店の邪魔をして無駄に暮らして棒を折るようなことをするものでない。
このように仰せいただいた御教歌です。
ここで「棒を折る」といわれてますのは、事業につまずく。失敗する。身上をなくす。ということで、一生を棒に振ることをいわれてます。
本日の御教歌のように、自分自身 事(こと)が上手く運ばないからといって、他人の邪魔をする・足を引っ張る・・・そのような暮らしをしていたら、一生を棒に振る生き方となるのかもしれません。
私たち凡夫(ぼんぶ)は、利己的で・自分のことが先になりやすいのも確かなことです。
自分のことで、事が上手くいかず・周囲の人が順調にいっていますと、ついつい羨(うらや)んだり・妬(ねた)んだりする心が、起こってくるのも否定できません。
他人の幸せを妬(ねた)み、相手も同じように不幸にしてやる・・・
という心が起こり・実行するとなれば、それこそ自分の人生を棒に振るようなことになるかと思います。
かつて、仏さまの時代に「鬼子母神(きしぼじん)」という夜叉(やしゃ)がいました。
この女(ひと)には、100人の子供がいたのですが、その内の1人が亡くなったことで、世間で幸せそうに暮らしている親子を妬(ねた)ましく思い、ある日その子供を食べてしまったのです。
それを知った仏さまは、彼女の最愛の末っ子を隠して「いかに自分の子供が居なくなったら辛く・悲しいことか・・・」を肌身で分からせ、戒められたのです。
そのことで、この女(ひと)は今までしてきた自分の行いを悔(く)い改め、仏さまへお仕えしていくようになり、「鬼子母神(きしぼじん)」という法華経を持(たも)つ者を守護する神となった・・・ということです。
もし、仏さまとの出逢いがなければ、それこそ「鬼子母神(きしぼじん)」は一生を棒に振っていたことでしょう。
よもやすると、他人の幸せを羨(うらや)み・妬(ねた)む心が、時として出てきやすい私たちですから、他人の幸・不幸に目を向けるのではなく、自分自身の心の内に眼を向けていくよう心していきたいものです。
今の心の置きどころ
心の置きどころ
自分の心を振り返ってみますと
すぐカッとなったり、物やお金に執着したり、いじけたり嫉んだりと、実に色々な心が起こってくるものです。
時には、自分の欲を満たすために、人を陥れる心も起こってくる時もあるようです。
一日の中でも、地獄の心、むさぼりの心、自分を立てるためだったら手段を選ばない修羅の心など無数の心が起こってくるものです。
まさしく
「人面獣心(にんめんじゅうしん)」
で、最近の事件等を見ていますと、そのことがいえるのだと思います。
起こってくる心によって住む世界が違うのですから、せっかく住むのであれば穏やかの世界で過ごしていきたいものです。
そのためにも、自分の起こる心が「人を思いやる・人を大事にしていく」心が起こってくるように、内面をしっかりと磨いていきたいものです。
今が本当に幸せなのかどうかは、心の置き所が何処にあるか・・・によって決まってくることを捉えておきたいものです。
人には香りが
<Seiryuのつぶやき> NO430
人には香りが
教えに
「花、もの云はねども咲きぬれば、人ここにあつまり、いかにまねけども、花なきかげ には人来らず。」
とあります。
なるほど、桜の花が咲く頃になりますと、桜の袂(たもと)に大勢の人達が何処からとなく集まって来ます。
逆に、桜の花が咲いていない場所には人も寄ってきません。
桜のシーズンになりますと、桜のたもとに集まって、一緒に食べたり飲んだりと、楽しいひと時を過ごしたりします。
何故、桜のたもとでか?
それは「桜の花」から醸し出されている独特の香り。
また、そこに居るだけで、安らぎみたいなものを与えてもらえそう・・・
「安心感」「幸福感」を与えてもらえる、そんな気分にしてくれるのが「桜の花」のような気がします。
だから、シーズンになると大勢の人達が、桜のたもとへ集まってくるのだと思います。
「桜の花」と同じように、私達にも「香り」があるのだと思います。
それは、心から発せられるところの匂いです。
そこに居るだけで安らぎ・安心感・幸福感を与えてもらえそうな人柄というのでしょうか・・・そのような芳しい香りがあるものです。
逆に傍にいるだけで、不快な思いになる人もいます。
これも心の匂いだと思います。
出来ることなら、人に安らぎを与えられる芳しい香りのする人になっていきたいものです。
そのために徳を積むことを大事にしていけるお互いになっていけたら素晴らしいことですね。




