自分を労わることも大事
御 教 歌
何じゃとて 楽しみなくば 勤まらず
われも折には せうよどんたく
何だかんだいっても楽しみなくては勤まらないもので、たまにはゆっくりと寛ぐことも大事なこと。
このように仰せの御教歌です。
人間、誰しも楽しみがないと勤まらないし、生活にも張りが出ないものです。
趣味を生かすのも、興味を抱いていることに挑戦してみるのも、スポーツに専念することも、自分の生活をより向上させるために、大いに楽しみたいものです。
また私達は、聖人君子でいられる訳でもなく、時には立ち止まり、気分転換を図る工夫をしていくことは大切なことだと思います。
でないと、肝心の心が疲れてしまうようです。
私達の心は、非常に繊細で壊れやすく、思っている以上強くないものです。
日々の出来ごとに悩み苦しんだりします。
また、悩み苦しんでいる時「そんなことを気にしなくていいよ・・・」と自分の心にやさしく話し掛けても、やはり気にしますし悩むものです。
悲しいかな・・・自分の心を自分でどうすることも出来ない時もあるし、勝手に落ち込んたり、引きずっては塞ぎ込む時もあります。
そんなデリケートな心ですから、時にはゆっくり立ち止まって、自分の心を休めたり労わってあげることは大切なことです。
そのように心をリフレッシュしていけば、前向きに取り組んでいける元気な自分になれるかもしれません。
心のバランスを上手く保てるように、時に労わり優しく接していくことは大事なことのように思います。
そのことを仰せいただいた御教歌です。