桃栗三年、柿八年 | 人として生きる上で大切なこと 「こころのものさし」

桃栗三年、柿八年

 

                  御 教 歌

 

        さきぬべき 花はいずれに おくれても

 

          さくべきものと おもひしらるる

 

 

 咲かない花はないように道を踏み外さないよう努力していけば、必ず人生の華が咲くことをお示しの御教歌です。

 

花の種類は数多くあっても、咲かない花・散らない花はありません。

 

また花は散るために咲き、一時でも輝きを魅せるもので、人の心を和ませてくれたり、安らぎを与えてくれます。

 

咲かない花はないように、地道でも人の道を踏み外すことなく一生懸命生きていけば、必ずや何時かは人生の華が咲くと。

 

たとえ月日は掛かっても何時かは咲くものです。

 

ことわざにも

 

「桃栗(ももくり)三年、柿(かき)八年」

 

とありますように、桃や栗は、芽を出してから実がなるまで3年、柿は8年かかるといいます。

 

「地道(ぢみち)の事には地道のかげがさす。されば時のいたるを待ちて・・・云々。」

 
このような教えもありますから、その日が来るのを楽しみに今を大事大切にしていきたいものです。

 小牧清立住職のイラスト