私の好きな言葉
私の好きな言葉のひとつに「清貧」という言葉があります。
この「清貧」とは、身は貧しくても心は真っ直ぐで清らかであることです。
この言葉が当てはまる人物として、第一に思い浮かぶ人は「諸葛孔明」です。
諸葛孔明といいますと、今でも中国の地方では伝説の英雄として語り継がれている人物であり、また彼の子孫達は、
・優れた人は静かに身を修め徳を積む。
・無欲でなければ志は立たず。
・おだやかでなければ道は遠い。
など、諸葛孔明の教え(誡子書)を、今でも大切に守りながら暮らしているといいます。
そして諸葛孔明の清貧の心の表れとして
「たとひ身は貧しくとも心まで貧しくなることなかれ」
という言葉は、心の奥深くまで響いてくる言葉です。
仏さまの教えにも
「願くは財に貧しくとも、清貧にして足ることをしる人は才に富めるなり。」
「願わくば財に貧しくても心清らかに、そして足ることを知って暮らしていける人でありたい。このような人こそ才に富める人というべきである。」
このようにありますので、道を大切にしながら、人に恥じない実直な生き方を迷うことなく突き進んでいきたいものです。