距離
遠くないよ。
今
あなたは
そばにいないけど
ことばは届く。
はるかかなたの
忙しい一日の
合間に
滑り込む短い言葉が
ほら。
こんなに近く
心を
寄り添わせる。
窓から差し込む光。
風のはこぶ花の匂い。
句読点は
かすかな
シャッター音。
お互いのいない
風景の中に
一瞬
お互いを見て
微笑みかける。
相手に。
そして
自分自身の
いじらしさに。
どんなに
離れてみえても
今
同じ時代
同じ星の上で
めぐり合えた。
ふたり。
奇跡も
運命も
及ばないほどに近い。
暑い日が続きますね。
もう
こどもじゃないけれど
水遊びが好きです。
きゃあきゃあ
言いながら
水を掛け合ったり。
ただ冷たい水に
足を浸しているのも。