外回転術のこと その3 | 育児献立ざっくり料理フィギュアスケート

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伊藤みどり氏の3回転半ジャンプ時代からのフィギュア好き。主婦で歯科衛生士(矯正)でアメーバマイスター。
安定期のないハイリスク妊娠出産記録と育児献立ざっくりレシピフィギュアスケートでできています。

逆子治しの外回転術についてわたしの経験談です


午前中に行ったものの一回目で回らなかったので、同日夕方に再チャレンジとなりました
施術前にモニターを着けて胎児の心拍やお腹の張り具合を観察してからいよいよ二回目
今思い出しましたが、午前中も施術前にモニターしました
そのときは、仰向けになっていたからか一時的に胎児の心拍数が下がってしまい、外回転の中止も検討されるほどでした
体勢を変えると直ぐに戻ったので予定通りに進みましたが、あれはちょっと焦りました

脱線しますが、仰向けはかなり早い段階で辛くなってました
確か5週過ぎたくらいから
ちなみに、つわりもそのくらいで来てました
お腹が大きくなるにつれてますます苦しくなりましたが、調べてみるとあれはやっぱり良くないみたいですね
横向きがいいそうです
できれば左を下にすると血流を阻害しなくていいとか
かといって、同じ方向ばかり向いていても逆子になるらしいです
(逆子体操の一環で、胎児の背中側を上にすると回ってくれることを期待するものです)
じゃあどうしたらいいの笑
わたしの場合は切迫でほぼ寝たきりだったし、寝相も良すぎて主人によると夜中全く寝返りを打たないそうなのでよけい悪かったのかもしれませんね


さて二回目
とりあえず左側にくるくる
けれど、やっぱりあと少しの所で引っかかる
力で押してみるけど、わたしが痛いだけで全く動かず
反対側は筋腫でさわれない
さあ困った

すると先生が
「布団取って。台下げて。」と

普通は腰を高くして行います
けれど、逆転の発想で思い切って上半身よりも下げてみることになりました

ぐるぐる
ん?
お腹の中で、出っ張ったように感じる何かを乗り越えて赤さんがどんどん動いている!
感覚的にわかりました
エコーで見るまでもなかった
「お、入った!」と、先生も仰い、思わず二人で顔を見合わせました

と、同時に肛門辺りにずっしりと重いものがスルッと入ってきました
これは赤さんの頭だったんでしょうね
汚い表現で申し訳ないですが、便秘の酷い感じとでも言いましょうか
若しくは注腸検査のあの出したいけど出せなくて辛いあの感じ
重くて大きいのが直腸を圧迫していました
直ぐに慣れますが変な感覚でした
でも、あれは嬉しかったなあ

もちろんエコーで確認
バッチリ回ってました
あと10度くらい傾いていたらしいですが、許容範囲とのこと
頭が下に来た事で胃の圧迫感が減り、具合も多少楽になりました

今までの苦労はなんだったのかと思うくらいスムーズでした
きっと、わたしの子宮は平均よりも変な形をしていたのだな
そうでなければ変な方向を向いているのか


その日の夜はベッドを起こして、座って寝ました
なるべく長い間頭を下に向けて定着させるためらしいです
そう言われて座って寝たのに、朝起きたら部屋担当の助産師さんにびっくりされた
そして、「ストイックですね」と
なんでやねん笑


回ってからは胎動が少し緩やかになりました
その後の検診でも特に異常はなく、もしかして「戻りたくても戻れなくてもがいていたのかな?」と思うほど
切迫以降、検診が怖くて仕方ありませんでした
もしも知らない内に逆子に戻っていたらと思うとやっぱり怖かった
逆子になったときも分からなかったので、本当に毎回ドキドキでした

わたしの場合は回ったまま、予定日きっちりに自然分娩できましたが、外回転術はその時回っても直ぐ戻ることももよくあるそうです
お世話になった先生方や助産師さん、じっとしていてくれた我が子に感謝です