統合失調症と衣・食・住☆ | 統合失調症の息子を見守る料理好きオヤジrenkxonの日記

今日も昨日に引き続き、

横田泉(よこた・みつる)先生の

「統合失調症の回復とはどういうことか」

を読んで、印象に残った文章を

書き記すことです。

 

本文からの引用は赤字で示します。

 

p53-54 第3章 「統合失調症と衣・食・住」から

 

 身体だけではなく、

統合失調症の病理は衣・食・住といった

日常生活にも表現される。

 
彼らの生活全般すなわち
 
食事、着替え、入浴、掃除、
部屋の整理といった
日常生活場面の様々なところに
 
病理がダイレクトに反映している。
 
そしてそこに適切な手当て、
援助ができるかどうかが、
回復に大きく影響する。
 
統合失調症治療の中心となる場は
診察室ではなく、生活場面である
といっても過言ではない。
 
ここでは、衣・食・住に現れる
統合失調症の病理を検討し、
そこへの関与の重要性と
 
治療・支援のあり方について
考察してみたい。
 
 緊張病と食の病理
 
 最近ではあまり出会うことがなくなったが、
緊張性昏迷は統合失調症の
「食の病理」が最も強く現れる状態である。
 
緊張病性昏迷状態に人に
食事介助をしていると、
 
ただ食べられないのではなく、
飲み込むことに恐怖し
抵抗していることが観察される。
 
彼らは口を固く閉ざし、
口の中に水や食べ物を差し入れても、
吐き出してしまう。
 
飲む・食べるということは、
自分の中に自己ならざるものを
取り込むことである。
 
「自己の中に異物(=自己ならざる者もの)
を取り込む」という危険に満ちた行為を、
 
私たちは普段何の躊躇もなく行っている。
 
私たちは、自己を取り巻く世界が
安全なもので満たされており、
 
自分が取り込むものも
安全でよいものあるということを、
根拠もないままに確信している。
 
しかし、この前提には
実は何の保証もない。
‥途中省略‥
 
統合失調症では、
この基本的信頼が失われる。
‥途中省略‥
 
 治療のはじまりには、
輸液などの身体管理と
食事介助が必須となる。
 
この時よく観察していると、
昏迷の度合に微妙な変化があることがわかる。
 
緊張病患者の傍らについて、
水分やゼリーなどを
口に入れる試みを続けていると、
 
口を固く閉じ強く拒む時と、
わずかながらでも受け入れる時とが
みられるようになる。
 
うまくいくと、遭難者に与える気付けの酒のごとく、
口に入れた一口の水が
昏迷から脱するきっかけとなる。
 
 激しい精神運動性興奮を呈して
救急で受診した30代の男性は、
入院したあと今度は昏迷状態に入った。
 
私たちは、保護室のベッドで点滴をしつつ、
そばについて水分を与えるタイミングをはかった。
 
数時間ののち、差し出した吸い飲みから
水を一口飲んだ後、
目を開きこちらを見た彼は、
 
「今何世紀ですか?」と尋ねた。
 
私は、「21世紀ですよ。ここは病院です。
今あなたはの手当てをしています」と伝えた。
 
彼は、再び、昏迷に入った。
 
しかし、翌日には昏迷を脱し、
速やかに安定状態に回復した。
 
彼は、時空を超えた激しい緊張的世界から、
飲むという行為を通じて、
世俗的だが安全な私たちの世界に
回帰してきたと言えまいか。
 
大げさな言い方をするならば、
援助者の手を介して飲む・食べるということが、
援助者を信頼し受け入れることとなり、
 
ひいては世界全般への信頼回復の
端緒となったのではないか。
 
 私はこういう事例を経験して、
急性期における食事の援助が
統合失調症の回復を左右する
重要な要素になるのではないかと
考えるようになった。
‥以下省略‥
 
今朝の私一人の朝食
もち麦ご飯(+納豆)
 精白米、もち麦、にがり、青ネギ、納豆
鯛の刺身
 タイ(柵で購入)、大根、大葉、刺身醤油、チューブ入りワサビ、
味噌汁
 だし汁、舞茸、京揚げ、ワカメ、青ネギ、味噌
 
 
私一人の昼食
もち麦ご飯
 朝と同じ
鶏の治部煮
 鶏もも肉、車麩、アスパラガス、だし汁、酒、みりん、濃口醤油、
 小麦粉、チューブ入りワサビ、
野菜と海藻のサラダ
 キャベツ、トマト、7種海藻混合物、パルメザンチーズ、
 エゴマ油、コブサラダドレッシング、