15年くらい前に他界した実母の遺品から、
こんな本が出て来ました。
母とは折り合いが悪く、
考え方も合わないし、母の言葉のチョイスもいちいち嫌いで、なんでそういう言葉を使うかなあ~なんでそういう言い方するかなあ~っていうことばかりだった。
喧嘩も絶えず、離れて暮らしている時間が長かったんですよね。
一緒に居るメリットが無かった。
母が他界する何年も前から私はセラピストの勉強をずっと続けていて、ボディケアセラピストとしても仕事をしながら、スピリチュアルの学びも深めていっていました。
母が他界してから、その勉強の中で、師匠にあたるヒーラーの先生がミディアムシップリーディングをしてくれたことがあったんですね。
ミディアムっていうのは霊媒という意味があって、
亡くなった人のエネルギーと繋がってメッセージを伝えるというものです。
その時に、
母のエネルギーから伝わって来たことがありました。
母は何年も闘病生活でしたが、最後はたった1か月半ほどの間にみるみる立てなくなって入退院を繰り返したり、寝た切り介護になってしまって亡くなったんだけど、
「こんなことになってしまって、ごめんね。
私、こういう性格だから、あんな言い方ばっかりでごめん。」
ってミディアムシップでは出て来たんです。
これ、人によっては、母の愛を感じて涙するかもしれないんだけど、
私は、怒りで涙が出たんです。
はああ?!なにを言うとるんじゃボケー!って(笑)。
悔し涙みたいな感じだったかな、今思えば。
そのあと、改めて遺品整理をしていた時に、
小さな引き出しの中から、これが出て来ました。
「娘へ 愛をこめて 母から娘への愛のメッセージ」
という本です。
中には、
娘への愛がつづられており
あなたの幸せを一番願っていますというような内容でした。
やりたいことをして、好きな人と居て、あなたの人生を精いっぱい行きなさい、自由に生きなさいっていうような。
ここでもまた、
はあああああ?!です(笑)。
そしてやっぱり怒りと悔しさで涙が出ました。
なんで、生きてる間にこの姿勢で私を見れなかったの?!って。
いつもいつも私が好きなものや好きなことを否定ばっかりして、ケチョンケチョンに貶して笑って、私をこき下ろして自分が優位に立とうとばっかりして。
私が、母の思い通りにならないと「私、子育て間違ったかもしれんわ・・・」って平気で言ってたし、やりたいことにまい進したい私に対して「ショックだわ・・・」って打ちひしがれた態度で。
その何年も何年もあとに、私がその道でお金稼げるくらいになったら、見事な手の平返し。
っていうのを色々思い出して悔しくて腹立って(笑)。
散々ひとりで怒って(笑)そのあとに、
ふと、
私が1歳になったときに、実父が事故で急死してしまってから母はひとりでずっと働き通してきて、当時はメンタルケアなども一般的ではなく、シングルマザーなんて周りに殆ど居なかった力技で乗り越える時代・・・プライドあったんだろうなあって。自分で働いて、行政の支援(母子手当みたいなものとか)も一切貰わなかったと聞いていました。そう自分を奮い立たせなければ続けられなかったのかもしれない、と思いました。
母は母で、プライドがあって、
私を自分の思った理想の娘にしようとしたのかなって。
自分の子育て大成功したよ!って思いたかったのかなって。
そうしたら、悲しみの涙が出て来ました。
もっと、仲良くしたかったなって思いました。
これは、もしかしたら、母も同じだったかもしれないとも思いました。
だからといって、許せない気持ちは今もあります。
この、両極の感情が同時に存在するのが、アダルトチルドレン。
愛されていたんだと信じたい私と、
愛していたんだと信じたい母。
この本を見ても、
何を今更、って気持ちと
ごめんなさい育ててくれて有難う、って気持ちと、両方やっぱりあるのです。
これはきっと、私が死ぬまで終わらない(笑)。
母が他界した時、
長い戦争がやっと終わったって思ったことを覚えていますが
私の中では小さな戦争はまだ続いているのかな。
自分との闘いかもしれないね。
だからこそ
私は私の人生を幸せに生きなきゃいけないなあって改めて思いました。
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