人を呪わば穴二つ。

この言葉をご存知でしょうか。

 

15年くらい前かな、

私が大好きだったアニメ作品「地獄少女」にも出て来る言葉です。

 

人を呪うのであれば、自分自身も道連れにされることを覚悟しなさい。リスクなしに呪うことは不可能。というような意味がありますね。

 

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「地獄少女」は

地獄通信という呪い依頼サイトが舞台。

様々な、日常生活や社会生活を送る普通の人達から、誰かを呪って欲しいという依頼が地獄通信には沢山届くわけです。

その依頼を受けるのが主人公の女の子「閻魔あい」です。

上の画像の女の子です。

呪いの対象の人物を地獄へ送ります。

依頼者も同様です。

 

地獄少女というタイトルや、主人公の閻魔あいという名前から

ホラー系をイメージされる場合も多いみたいですが

私は、どうしてこの作品が好きだったかというと、

呪うほうも、呪われるほうも、そして地獄へ送る役割の閻魔あい一派(仲間が居ます)にも、それぞれに背景となるストーリーや感情やドラマがあり、どうしてそうなってしまったのかというのが描かれているからでした。

 

実は私がスピリチュアルに興味を持ち始めた頃、

天使やスピリットガイドなどに繋がる前は

妖怪や人ならぬものみたいなのに興味があり、怪談を読んだり、妖怪についての文献を読んだり調べたりしていたんです。妖怪も、どうしてそんな姿になってしまったのか背景があったりして、もともとは人間だったケースもあったりして、悲しいエピソードや可哀想な背景があったりするんですよね。

繋がるベクトルが今と違うだけで、

きっと、私は、次元が違う存在に意識が向いていたんだと思います。

 

 

話を戻しまして、

「地獄少女」の閻魔あいが教えてくれることが、本当に、大切なことで、

多くを語らないし台詞も全然多くない主人公で、

作品のおおまかな流れとしては、必殺仕事人的な、人を傷つけた悪い奴をやっつけるみたいな感じなんですけれども、

無表情で淡々としている閻魔あいのその様子から、

色んな感情や背景などが感じられたりするんですよね。

そして一話完結のストーリーに毎回登場する呪い依頼者にも、ターゲットにも、感情がある。

許せないって思ったり、悲しみに暮れすぎたり、生きる気力を失くしたり、怒りや憎しみに支配されたりして、呪うという決意を固めてしまった依頼者も、もしも、そこに執着しないで、手放して離れていればもしかしたら、全然違う未来があったかもしれないっていうふうに思わされることも多かったです。

でも当事者である依頼者たちは、自らも地獄へ送られて永遠の苦しみを味わい続けることを選んだわけです。それだけ理不尽な目に遭って来たり、いじめられてきたり、辛い毎日を送っていていろんなものを背負って生きて来た人達でした。だからこそ、悔しさや悲しみや憎しみや、もう全部捨ててしまってもいいくらいの恨み、誰かを守るための恨みや呪いだったりもして、分かる、分かるよ、分かるけど~・・・・って思うことも多かったです。

なんか色々考えちゃうでしょ?

 

私達は現代に生きていて、実際に誰かを恨んだり憎んだりしても地獄へ送られることは無いけどさ。

でも、現実社会で、人の悪口ばっか行ってたり、他人を詮索したがったり、憎しみを振りまいてる人で幸せそうな人って居ない。決まって変なエネルギー出してるもんね。

占いとかで、人間関係で悩んでいて相手の気持ち知りたいっていうのも、実は、呪(しゅ)がかかる場合もあって、リスクが伴います。あまりにも執着していたり、相手を詮索するような姿勢でズルいエネルギー出しているお客様には、私も正直にお伝えすることがあります。相手に許可なく心を覗くことは基本的にその覗き見エネルギーも相手に伝わって時に関係性が悪化するかもしれないリスクありますけど、それでもやりますか?って。(その時点で鑑定として成立しないのは確実)←よっぽどなケースなので、普通の生活の中で人間関係悩んでるって方は安心してね(笑)。

まあでも、そういうことなんだよなあ・・・・って。

呪(しゅ)がかかっちゃってる状態の人とか、なにか憑いてる?っていう感じでなにかに支配されて自分の力以外でどうにかしようと必死になっている状態でお越し頂いても、私は鑑定出来なくなっちゃうわけです。まず、その変なエネルギーをどうにかして頂くのが先なので、いくらカードを引いても、整えるためのメッセージばっかり来ちゃうのですよね。そして私が怒られる場合もあるっていう。そもそも最初から怒ってるんだもん、相手が思い通りにならないから。表面的には心配だったり不安だったりなんだけど、その正体は怒ってるんだもん。相手の気持ち知りたいと言いつつ、相手の気持ちは無視していて、無断で心を覗こうとして思い通りになって欲しいだけになってしまっているんです。危険です。

これも結局、私的には、人を呪わば穴二つに似てると思ってるんです。

自分が出してるエネルギーの質が低いので、相手がふと思い出してくれたり考えてくれていたり接点やきっかけが少し出来ても、変なエネルギーしか出してないもんだから関係性が良い方向へ行きにくいんですよ。むしろ話しかけて貰いにくくなるし、なんとなくギクシャクしちゃったりとか、相手から距離取られます。それで相手の気持ちはどうなんですかっていくら占って貰っても、相手はあなたに近づくことは出来ないまんま。関係性もそのまんま、好転しにくい。

直接会ってなくても、相手が思い出してくれた時にちゃんと良いエネルギーを出せていれば、それを相手が感じてくれて好かれますし、関係性も良い方へと向かいますから、勝手に。

 

 

 

人を呪わば穴二つ。

 

地獄少女のように、地獄へ送られたりは無くても、

日頃の暮らしの中で、ネガティブなエネルギーや、ずるいエネルギー、自分本位で相手を尊重出来ない心、相手の尊厳や自由を無視する姿勢などがあると、結果として全部自分に返って来ます。

改めて、心に留めておきたいものです。

そして、自分の出すエネルギーは自分で選べますので、

暖かいエネルギーや、優しいエネルギー、幸せなエネルギー、明るいエネルギー、安心のエネルギーなどを出して、機嫌よく暮らしましょう。

 

 

 

最後に余談にはなりますが

地獄少女は

YOUTUBEにもちょこっと動画が落ちているとは思いますし

テレビドラマと映画で実写化もされました。

実写のほうがホラー要素多いかもなあ・・・って感じました。

実写よりもアニメのほうが好きは好きなんだけど、閻魔あい一派に「骨女」っていう綺麗でセクシーな姉さんがいるんですよ。この骨女がですねえ、テレビドラマでは杉本彩さん!映画では橋本マナミさん!もうね、最高オブ最高なのよ!!!!アニメの骨女のイメージに近かったのはドラマ版の杉本彩さんだったなあ~映画の橋本マナミさんの骨女のビジュアルは個性的なのにとてもお美しく、お2人とも素晴らしかったです。

 

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