今日7月16日、あなたに送る法華経からのメッセージは
『思いやりの心』
『如以甘露灑 除熱得清涼』
(にょいかんろしゃ じょねっとくしょうりょう)
※妙法蓮華経授記品第六から
この文言は、弟子達がお釈迦様に授記を願った言葉で、
現代語では
「もし私達も仏になれると言ってくださったら、私達は我が身に甘露を灑がれて、熱が取れ、清々しくなる心持ちでございます」となります。
「自分達の将来のことを保証してもらえないと不安です」という言葉を表面的に解釈すると、
師匠に依存する自立してない弟子達といった、あまり良くない印象を受けるかもしれません。
そうした言葉を受けたお釈迦さまの返答は、
『甘えてはいけない。誰に保証されずとも自分を信じて進みなさい」
そういった叱責する内容ではなく、
弟子たちの思いを汲んで、「お前たちなら大丈夫だ。仏になることができる」と仏になった暁の名前を教えてあげるというものでした。
これは、先達が後進(親が子供)を導く際にも参考にしたい対応です。
不安だからといって、実践を行うのはもちろん本人達で、師匠が代わってあげるわけではありません。
未知の世界に不安でいっぱいの者達を、わざわざ怯えさせることはなく、大きな懐で包み、そして背中を押してあげる。
それはなかなか出来ないことであり、お釈迦様の大慈大悲が表れた文言です。
今日も素晴らしい1日になりますように‼️。