最近思うこと。 | 新!広い空の下で…唱題行日記 結社だよ!!全員集合♪

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仙台駅前で、お題目をお唱え始めて早いもので10年が経ちました。

また、この度、自宅を結社とすることにしました。

駅前での唱題行とともに、更に真剣に精進していこうと思っております。

よくご依頼頂く仕事の中に、


仏壇閉眼(ぶつだんへいげん)

いわゆる、仏壇を守る人がさまざまな事情でいなくなった為、そのまま粗大ゴミとして捨てるわけにはいかないので、魂抜きをして、これまでの感謝を込めて、御供養をさせて頂くことがあります。

反対に、

仏壇開眼(ぶつだんかいげん)

は、新しく仏壇をお祀りするにあたり、魂入れをして、ご先祖様に気持ちを向ける場所を新たに定めるご依頼もあります。

最近多いのは、やはり仏壇閉眼で、

自分1人になってしまい、他に家族がいない為、仏壇を引き継いでくれる人がいないので、今のうちに片付けよう、という方が増えています。

ただ、今回のご依頼の方は、一人娘で、

お嫁に行き、自分の家の仏壇は、おじさんの家にあったそうで、そのおじさんも高齢のため、仏壇を守ることが難しくなった為、一人娘であるその方に、引き取るようにと言われた為、嫁ぎ先には旦那さんの家の仏壇があり、二つは置けないし、自分は嫁いでいる身だから、この際処分しようということで、お位牌も一緒にお焚き上げして欲しいと、こちらに依頼が来たのでした。

こちらに依頼が来るまでの話は、依頼主の方と片付けの業者さんとのやりとりなので、私が話に加わることは無いのですが、

確かに大きな立派な仏壇だったので、それが二つあったら場所も取るし、大変なのはわかります。

せめて、仏壇の中にお祀りしていたお位牌は、手元に置いて頂けると有り難いなぁとは思うのですが、宗派や宗旨が違ったり、実家のお位牌を一緒に祀ったらまずいのかも、と思う気持ちもわかります。

でも、それこそ一人娘で育ってきて、嫁いだからと言って、実家との関わりが、消えるわけでも切れるわけでもないことですから、

お位牌を置くスペースがないならば、過去帳に書き込んで、経机の引き出しに仕舞うなり、置かせてもらうなり、して頂きたいものだと、

坊さんである私は思いますが、

一般の方は、きっと、どうしていいのかわからないのだという事もわかります。

なので、今回は、いつもお声がけ下さる業者さんに細かくご説明させて頂き、

同じような事例があった場合、いつでも遠慮なくお尋ね下さるようにお願いしてきました。

自分の命は、両親から頂いたもの。

その両親にも当然両親がいて、遡ればたくさんのご先祖様が繋いで下さってきた『命』ですから、

どんな時も、感謝の気持ちを持って頂きたいものだと改めて思う、今回の出来事でした。

ちなみに、宗派問わず、過去帳に書いて欲しいというご希望があれば、もちろん書かせて頂きますので、お心当たりのある方は、

jouonkessha@gmail.com

まで、お問い合わせいただければ幸いです。