土曜日、女子プロボウラー(ボウリング選手)の小林あゆみプロがテレビ出演されていたので、少し書かせていただきます。
現在、最盛期から比べれば人気が衰退したボウリング界では、小林あゆみプロのような『美人で上手い、華がある女子ボウラー』の発掘/売り出しは、業界の宣伝を一手に担う一大プロジェクトであり、その集大成が『P★League』であります。
先日、AKB48のメンバーがイベントの最中に男に切りつけられる、という事件が起こりました。
この事件は、握手会の最中に列で流れてきた男によって行われた犯行ですが、そこでの運営の警備の杜撰さを浮き彫りにするという、各方面に色々な意味で爪痕を残しました。
P★Leagueの価値は、『本大会に出場した』というステータスです。
『P★League』という名が少しずつ知れつつある現在、これは業界においても本人においても非常にプラス材料になることでしょう。
アイドルと絡めますと、
『『モーニング娘。』というグループを見ていくうちに、その中の『道重さゆみ』という人物が好きになった』
という、まあ典型的なアイドルヲタクを始める動機を例にあげます。
これは、グループ全体から徐々に個人にフォーカスが当たっています。
これが重要なことで、『全体像や音楽的なこと(曲や声)に対する関心よりも、特定個人(外見≧内面)への関心やフォーカスが高い』ということだと思うのです。
例えば、『サザンオールスターズ』というグループは大凡ロックバンドという括りだと思います。
世間一般的にはボーカルの桑田佳祐さんにフォーカスが集まりがちですが、
サザンオールスターズのファンの多くは『サザンオールスターズ』のパフォーマンスを見ているのであって、
『桑田佳祐』個人だけを見ている訳ではないと思います。
(かなり主観的です。もちろん桑田佳祐さんだけを見ている人もいるでしょう。)
一方、モーニング娘。においては『ソロTシャツ』なるものが公式に販売されており、その色に合わせたペンライトを持参して楽しむ、グループ全体よりも特定個人にフォーカスを強く置いたファンがほとんどです。
ソロ活動の人の場合は、『ファンにおいて、音楽的なこと(曲や声)に対する執着よりも個人(外見/内面)に対する執着の方が強い』ということです。
言うなれば、例えThe Beatlesのような世界的ロックバンドであろうと、個人にフォーカスを当てるファンが多ければ『アイドル』ということなのです。
この法則で言えば、アーティストと呼ばれる人は条件次第でアイドル扱いになりますが、アイドルと呼ばれる人は早々にアーティストにはなり得ません。
話を戻して、ボウリング業界にこの現象を当てはめると、
P★Leagueという組織にいるボウラーは、通り名的キャッチコピーを与えられ、出場選手個人にフォーカスが集まるように放送されます。
つまり『アイドル状態を演出されている』という状態になります。
それはスポーツ選手ならどんな競技でもあり得る話なのですが、
いかんせん『ボウリング』という種目はファンとの距離が他の競技に比べても非常に近いので、AKB48のような『会いに行けるアイドル』の更に上を行くレベルだといえるでしょう。
アイドルは時として人を有り得ないほどに夢中にさせます。
普通にファンでいる分には、お互いにいい信頼関係が築けるでしょう。
ただ、物理的にも精神的にもその距離が近づけば、更に強い信頼関係を築ける一方で、一方(圧倒的にファン側)の情が高まりすぎてしまい、ストーカーなどの犯罪行為に繋がりかねないというリスクがあります。
実際、女子プロボウラーでも、自宅まで付けられたりした方がいるみたいです。
また、色恋沙汰について執拗なバッシングを受ける可能性があります。
例えば、アイドル売りをした声優さんに恋人がいることが発覚したり、結婚したりすると、それはそれはもう大変です。
酷いときには、イベントで刃物を持った男に襲われかけた方もいるみたいです。
(山寺宏一さんの奥様とか)
手前は、女子ボウラーのアイドル売りに特に賛成も反対もしません。
むしろ、その恩恵を受けてたりするのでちょっと賛成かもしれません←
ただ、アイドルヲタクとして忠告しておくこととして、
『アイドル売りのリスクを知っておく』
『ファンとの一定の距離を保つ(特に若手の皆様)』
くらいはお伝えしておきます。
アイドルは、周囲に事務所のスタッフに加えて別途警備員を配置しますが、ボウリングに関してはボウリング場のスタッフさん以外に警備員がいるセンターさんはそう多くありません。
P★Leagueは確かに華やかで、スキルアップにも自分のプロモーションにも活きると思いますが、思わぬ危険分子には十分注意していただきたいです。
どうも、一介のドルヲタ兼その辺のボウラー(♀)からでした。
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