<ヤコペッティ特集in世紀末映画祭⑪>2021年5月29日(土)公開決定!

 

5/29,6/1,6/4

『世界残酷物語』

監督/グァルティエロ・ヤコペッティ、パオロ・カヴァラ、フランコ・プロスペリ

全世界に衝撃を与えた"残酷"シリーズ第1作!イタリアの雑誌記者出身のグァルティエロ・ヤコペッティが、世界の野蛮で残酷な奇習・風習を記録した異色ドキュメンタリー映画。一部に演出やいわゆる"やらせ"も含んだショッキングでいかがわしい手法は、本作以降"モンド映画"という名の作品を大量生産する一大ブームを巻き起こした。ヤコペッティ没後10年。初のHDニューマスターによるオリジナルイタリア語完全版でリバイバル上映!

 

5/30,6/2

監督/グァルティエロ・ヤコペッティ フランコ・E・プロスペリ

『続・世界残酷物語』

世界の野蛮で残酷な奇習・風習を記録した異色ドキュメンタリー「世界残酷物語」の続編。前作の世界的大ヒットを受け、前作で未使用だったフィルムを中心に製作された。“やらせ”を多用した過激でいかがわしい内容は前作よりさらにエスカレート。当時ヤコペッティは交通事故で入院しており、実際に監督を務めたのはパートナーのフランコ・プロスペリと言われている。

 

5/31,6/3

『さらばアフリカ』

監督/グァルティエロ・ヤコペッティ、フランコ・プロスペリ

裁判沙汰にまで発展したシリーズ最大の問題作!
約3年の歳月を費やし完成させた問題作。本作は1960年代に独立運動が激化したアフリカ諸国の実態と混迷の様を克明にとらえたヤコペッティ渾身の自信作になるはずであった。しかしまたもや"やらせ疑惑"が勃発。さらに終盤のコンゴ動乱で傭兵たちによる略奪・虐殺の一部始終を撮影。さらに本物の処刑シーンをもフィルムに収めたため、ヤコペッティは殺人教唆の罪で告訴された。イタリア司法局の調査で無罪となったが、本作以降、ヤコペッティはドキュメンタリー映画を撮ることを完全にやめてしまった。