ポート埋込手術その1(眠りの森の千代の富士編) | 鬼の霍乱

鬼の霍乱

年下の旦那さまと乳がん治療中の嫁の
珍道中的結婚生活をのらりくらりと綴ります。

2013年1月29日。



初入院の朝。



連日のインフルエンザ騒動で


体力、気力共に限界。



千代の富士の引退会見状態。



しかも5時起き。



殿の弁当を作る。


中身はカレー。



晩飯もたぶんカレー。


翌日もカレー。



インド人もビックリ。


すまん殿。



「蓮華頑張ってね。


仕事しながら応援しているよ。」



「張り切って行ってくるねー。」



笑顔で送り出す。



両親の隔離部屋をのぞく。



薬の効果てきめん。


2人とも熱が下がっていた。



どうやら大丈夫そう。



乳がん告知の時は


1人で行った。



今回は荷物もあるし


病院まで送ってもらう予定だった。



病み上がりの人が行っては


病院側も迷惑だろう。



またしても1人で行くことに。



提携の病院はおかんの実家の近く。



東京下町。


もしかしたら


スカイツリーが見えるかも。



それどころではない。


電車では乗り過ごす勢いで爆睡。



ヨレヨレの状態で病院到着。



受付を済ませ


談話室で待つ。



可愛い看護師さん登場。


部屋へ案内される。



4人部屋。


ピンクのカーテン。


結構広い空間。



快適に過ごせそう。


ちょっとテンションが上がる。



パジャマは持参したが


1日80円なので借りることに。



着替えを済ませ


問診と身体測定。



食事療法のおかげか


痩せた上に血圧も下がっていた。



話しやすい看護師さん。



昨日までのいきさつを話す。



「それは大変でしたね。


手術までは時間があるので


ゆっくり休んで下さいね。」



お言葉に甘えて爆睡。



その後薬剤師さん登場。


薬の説明を受ける。



昼食後から飲む薬がある。


忘れないようにしないと。



懲りずに昼食まで爆睡。



昼食。


高カロリー系だったらどうしようと思っていたが


薄味のザ・病院食。


鬼の霍乱-ポート入院昼飯

見た目は微妙だが


結構美味しかった。



また爆睡。



おっさんの声で起こされる。



どうやら今回の主治医らしい。



診察室へ移動。



柔らかい物腰と口調。


屈託のない笑顔。



とても感じが良い。



まずは世間話から。



またここで昨日までの


いきさつを話す。



なんだか興味深々のようだ。



「すごい時に入院になっちゃったね。


でもむしろゆっくり出来るかもよ。」



確かに。


さっきから寝てばかり。



おかげで体力も戻ってきた。



手術の説明をされる。



正式名は


悪性腫瘍剤右上腕静脈内持続注入用植込型カテーテル設置。



長っっ。


しかも合っているかも不明。



簡単に言うと


上腕ポート増設だそうだ。



イメージでは


肘の内側かと思っていたが


どうやら二の腕の内側らしい。



そういえばクリニックの主治医が


そんなこと言っていたな…



ちゃんと聞いとけ。



局所麻酔で


40程度で終わるらしい。



予定では3時頃に手術。



しかも翌日から


風呂にも入れるし


1週間ぐらい重い物を持たなければ


普通に日常生活を送っていいそうだ。



事務職なら仕事に行っても


差支えないとのこと。



それはありがたい。



同意書にサイン。



別の看護師さんに連れられ


レントゲンと心電図へ。



この看護師さん。


いかにも下町のチャキチャキ系。



「蓮華さん病院食の味噌汁食べた?


クソまずかったでしょー。」



クソまずいって…。


大ウケ。



しかもまだ食べてない。


逆に興味あるんですけど。



検査後部屋に戻り


また爆睡。



どんだけ寝ているんだ。



遠くで誰かの呼ぶ声が。



時計を見ると午後3時。


時間が来たようだ。



今さらながら


ちょっと緊張してきた。



治療への第一歩。



意を決して手術室へ向かった。




☆ランキングに参加しています☆

☆褒められると伸びるタイプです☆

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村



乳がん ブログランキングへ