みなさん、こんにちは。
RENGEの工藤です。

 

事務所の目前には緑が広がっていて
背の高い広葉樹は葉が生い茂り
既に夏の装いへと変わりつつあります。

 

そこで、少し夏のおはなしを。

 

 

 

 

 

家の断熱というと多くは冬を題材にして
お話しすることが多いのですが、これは
温まった室内の温度(熱)が寒い屋外へ
逃げていくというイメージが伴いやすい
ためと言えます。

 

でも、基本的なところは
温度の高い所から低い所へ向かって
熱が移動するということですから
夏だって断熱に大きく関わってきます。

 

 

夏の場合は温度の高い屋外から
温度の低い室内へ向かって熱が移動する
わけですから、その流れを止めようと
するのが断熱材といわけですね。

 

国内の省エネ基準としては高い水準である
「G3」であれば、宇都宮市であれば
外皮平均熱貫流率(UA値):0.23(W/㎡・K)
が基準となりますので、

 

例えば、
外皮面積500㎡の建物で外気温が36℃、室温を
28℃とすると920Wの熱移動が起こるということに
なります。

 

 

もちろん、換気やその他での熱負荷もありますが、
その辺はちょっと置いておくと約900W分の
熱を取り除いてあげれば室内の温熱環境を維持できる
ということになるんです。

 

エアコンで言えば、6畳用と言われているタイプが
2.4KWや2.8kWあたりだと思いますので
大分余裕がある感じですね。

 


しかもこれ、家全体での話です。

夏のことを考えても
省エネ性を高めていくということはこんなに
効果的なんですね。

 

家を建てる時には「G3」を検討してみましょう。

 

 

建築設計事務所 RENGE
http://www.casa-lotus.net/