ガタンゴトン。ガタンゴトン。


首をごきり。と鳴らし、定期的なその音に耳を傾けた。


「あーあ、日本おわんねぇかな。」


そんな戯言を口から零しながらまた一歩踏み出す。



何もない日常がつまらなくて透明だ。


俺はまた何もない日を続けている。


別に友達がいないわけじゃない


家庭に不満を持っているわけじゃない


ただ、毎日同じ繰り返しで飽きているだけだ。


毎日授業うけて飯食って寝る。


簡単なものの繰り返し、人生ってこんなものか?



どっかの誰かが言ってたっけな


「人生とは苦しくて楽しいものだ」


なんて綺麗なこと言いやがって


何が苦しいんだ何が楽しいんだ


俺にはもう感覚すらねえんだよ。


TVで流れる政治の話も


母親が作るご飯も


もうなにも色あせて見えなかった。



「今日はテスト返ってきたのよね?」


「うん。」


「わぁ、全部いい点じゃないの!偉いわね!」


「別に大したことないよ」


「○○くんは本当に頑張り屋さんね!」


「悪いけど、今日疲れてるから寝るよ」


そういって俺は自室にいった。



ぼふっと身体をベットに放り投げた


暫く一人でいた時がなかった俺は安心感を覚えた


今日昼休みに購買で買った缶ジュースをバックからだす


すっかり生ぬるくなってしまっていた


顔をしかめると俺はベットに座って生ぬるくなった缶ジュースを飲んだ


丁度、飲み終わったらカーテンの隙間から夕日の光が差し込んだ


思わずカーテンを開けると燃えるような夕日が目の前に飛び込んできた


そこは、綺麗な景色が広がっていた。





お題提供:百合様

お題:「夕日」「一人」「生ぬるい缶ジュース」