走り始めはほとんど雨が降っていなかった。
暑くない。
息苦しくない、呼吸が楽。
空からアイシングのサービスがある。
そんな利点を考えながら淡々と走る。
こんな小雨模様でも同じように走っている人は多く、みんな、暑いよりはまだマシと思っているのだろうと推測した。
いろんな人がいろんなフォームで走っていて、いろいろ勉強になる。
全身を上手く使ってる人もいれば、小刻みにテンポ良くリズム良く走る人もいて、人それぞれの走り方があって、参考にはしても真似することはないと思った。
そんな背景から、
自分にこそ合ったフォームの追求に熱が入った。
すぐに何かを付け加えたり、身体をもっと力強く動かせば速くなると考えるより、ムダな動きを極力しない、頑張り過ぎて踏ん張ったり、力んだりしないように心がけた。
今日の身体の使い方に窮屈な感じはなくて、ムダな動きも少なかったと思う。いつもより身体が楽。
今日と同じ動きが明日も出来たら良い。でも走ってみないとわからない。
そろそろ走り終えようかという時に雨が一時的に強くなった。今日走っておいて良かった。
でも今日、この雨の中を走ったということは、
もし明日も同じくらいの雨の量なら、走って当然というふうに考えてみる。
雨の中を走ったので、
何となく
身体が熱っぽく感じるけど、
気のせいとしておく。
いや、
多分、きっと、
自分にこそ合ったフォームの追及への情熱がふつふつと湧き上がっているからだと思う。
明日も梅雨空の下のジョギングを楽しもう。
step by step