グループホームの火災 | 負けるなオヤジ!(シーズン6)

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先日、札幌での認知症グループホームの火災がニュースになった。


残念ながら数名の方がお亡くなりになったことで、今後消防設備の規制がますます厳しくなることは予想の範囲である。


偶然ながら昨年末に、認知症グループホームの計画業務にたずさわった。


2009年4月から延べ面積275㎡以上の施設においてスプリンクラー設備が義務づけられている。

緩和処置として、消火ポンプの設置ではなく、公共水道の直結による簡易スプリンクラー設備でよいとしているが、所轄の消防協議では一言返事で直結スプリンクラー設置の承諾はいただけなかった。

引き込み給水圧力の測定を条件付けされました。


詳しくはわからないが、グループホームの施設は借家での運営が多いようである。

行政に施設の許認可を受けるために計画書を提出することから始まるのだが、その段階で人様の土地に引き込まれている水圧測定などなかなか出来ないのも現状である。


スプリンクラー設備の義務づけ前から、グループホーム自体の運営は利益が出しづらいものらしい。

そのため、賃貸交渉や施設のローコスト化(機能を下げることではない)、施設運営の細かな経費削減等を行ってようやく成立しているようである。


スプリンクラー設置においては補助金が出るようであるが、従来の消火ポンプによるものと直結型簡易スプリンクラーでの事業予算は大きく変わってくる。

※おそらく消火水槽をだき、非常電源としての発電機を要する従来型消火ポンプのスプリンクラーを設置すると、イニシャルコストがふくらみ事業の成立が難しくなるだろう。


今回の火災でもしかしたら275㎡の枠が外れ、全ての施設に設置義務が通達されるかもしれない。


前のブログで託児所不足の話を書いたが、どうもこの国は人命尊重(大切なことは言われなくても基本である)最優先で、福祉事業を営むものに対し優しくない気がする。


結果、福祉系事業をやる者が増えずに新生児不足・高齢者の増加といった問題解決の道筋をたるんだ細い糸のようにいつまでも後回しにしてしまうのか・・・?


将来的な福祉施設の充実が大切という言葉は、15年前から私は耳にしてきた。