前回は、白血球の一種である「顆粒球」と「マクロファージ」についてご紹介しました。
今回は、ウイルスを攻撃して抗体を作りだす「リンパ球」について紹介したいと思います。
白血球の20~55%を占めているのが「リンパ球」です。
リンパ球にも種類があります。
「T細胞」「B細胞」「NK細胞」の3つです。
「獲得免疫」という、抗体を作りだしてウイルスを無力化する働きを行うのが「リンパ球」です。
体内に侵入した病原菌などの異物は、大きなものは顆粒球やマクロファージに飲み込まれます。
ここで見逃された小さなウイルスやタンパク質を攻撃して無力化するのがリンパ球の主な働きです。
① マクロファージが異物を飲み込むと、リンパ球に異物の特徴などの情報が伝えられます。
② T細胞がマクロファージから情報を受け取ると、それがB細胞に伝えられます。
③ B細胞は情報をもとに、ウイルス等の病原菌を無力化する「抗体」をつくります。
これが獲得免疫と呼ばれるものです。
そして、もう1つのリンパ球であるNK細胞は・・・
別名を「ナチュラルキラー細胞」とも言い、ウイルスや細菌などに侵された細胞を攻撃します。
がん細胞を攻撃することでも知られた細胞です。
顆粒球やマクロファージなどは、体外から侵入した異物を攻撃するだけですが、NK細胞は細菌やウイルスに感染した細胞、がん細胞を攻撃します。
T細胞やB細胞と違って、マクロファージからの指令がなくても異物を攻撃する性質を持っています。
T細胞、B細胞、NK細胞の詳しい働きやしくみが、詳しく解明されたのは最近のことです。
がんの治療などで注目され始め、研究が進められています。
リンパ球はからだを守るために連携し合って、高度なシステムを構築していると言えます。
顆粒球やマクロファージよりも複雑なメカニズムを持っているのです。
さて、簡単に免疫力についてご紹介しましたが、私は、この免疫力のしくみをしって、私達の身体の中で一生懸命に働いてくれている顆粒球やマクロファージ、そしてリンパ球等が、とてもとても愛おしくなりました。
顆粒球やマクロファージ、そしてリンパ球などの「からだを治そうとする人間の免疫力」は、このように複雑に絡み合って機能しているのです。
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