どんなに信頼している占い師や霊能者でも、鑑定後にお守り系(パワーストーン含む)を売りつけてきたらお終いだ。と、いう話しでひとしきり盛り上がった柏木です。そりゃ霊感商法ってヤツですから。
あ!敵を作る発言ばかりしてる気がする…。
気を取り直して本日のお題は『禊(みそぎ)』でございます。
普段の生活の中で『禊』という言葉はあまり使いませんし、意識することも少ないかと思います。一般的な解釈として”神仏に祈祷する際に身を清める”こと認識されている方もいらっしゃるかと推測しますが、ほぼ間違いありません。その他、禊=修行のイメージもあろうかと思います。共通して『邪や穢れを祓う』という意味が含まれています。
御祓(みそぎはらい)などの行事はまさにこれにあたります。
なにも神仏に仕える方の専売特許ではなく、実は私達にも多少馴染みのある行事も。そう『厄払い』ですね。前厄、本厄、後厄のタイミングでお祓いを受ける方も多いかと思います。よくよく意味は知らなくても、通過行事として生活に溶け込んでいます。意味を知ればもっと効果がありそうな気もしますが…。
さらにもう一つ。というより本題です。
禊は『身削ぎ』という意味を持っており、実はこれが肝。己の中に生まれた邪、悪、魔などの穢れを祓うのは簡単ではありません。これらの穢れは外からやって来るように思いがちですが、実は己の中の同類に他が反応しているに過ぎません。つまり同じような穢れを呼んでいるのです。これを祓うためにはまず己の穢れを外に出さねばなりません。鬼は外、福は内とね。祓ったものが再び戻ってこないよう、入り口などに魔除けを掲げるのはこの為です。
※今日はやたら難しい漢字が多いね。
己の中に生まれた穢れは自分にガッチリと同化し、本体を飲み込もうとします。穢れを外にだして浄化する作業は大変な困難を伴うのです。ちょうど体内に侵入した風邪のウイルスを撃退しようと白血球ががんばる時、熱の症状が現れますよね。身を削がれるような、苦しく辛い症状です。身を削がれる程の苦しみを伴って浄化されるプロセス、これが禊です。同様に、穢れには目に見える形がありませんが身体に大きな影響を与えるものです。気が滅入ると老け顔になったりするでしょう。
この禊を症状がでる前に祓ってしまいたい、自分の代わりに身を削いで貰えたら。と考えて作られたものが厄払いやお守りです。外からやってくる、自分が受けるべき負のエネルギーを身代わりとして受けていただく、その代わりに我が身を守って貰うわけです。穢れを寄せ付けない守護の力、というよりは身代わりとしての意味が本来でしょう。魔除けとは少々役割が異なります。
お守りとして身につける石や、お気に入りの物が割れたり壊れたりする場合があります。これは、身を削ぐはずだった自分に成り代わって穢れを受けた状態です。「思い入れ」がある物であれば、自分の思いや願いが移っています。これが自分の代わりに穢れを受け、症状として壊れたり、力を使い切ったりするのです。石は力(念)を込めやすい優れた媒体であると思います。
お守りとしてのパワーストーンにも同様の効果があります。ただし「○○の石は○○に効く」という前提には賛成できません。相性のいいエネルギーはもちろんありますが、必要なのはその石に”力が込められているかどうか”です。自分と石(力)の相性が悪ければ問題外ですし、石が力を使い切ればその症状として壊れることもあります。至って自然なことです。浄化して守りの力を復活(治療)させてもいいですが、いつか限界がきます。逆にいえば、変化を示さないような石であれば、何の役にも立っていない単なる飾りであると言えます。到底あなたに代わって身を削いでいるとは考えられません。
穢れをはね除けるような強い力を込める『魔除け』の類はそう簡単ではありません。また易々と手に入りません。力を込めた術者の能力に大きく作用されるますから、ここで語ることは賢くありません。
きちんと意味を理解したうえでパワーストーンなどを手にされることが大切です。安易な想いで手にされたものが『既に穢れた状態』では笑い話にもなりませんから。
購入を考える際は、充分にお気を付けください。
意味とその力を教えてくれないような方からの購入や、過剰な効果を謳う商品は疑って構いません。
単なる物として身につけても”気休め”としての効果しかありませんからね。