何者なのか | 蜜蜂と銃 〜タロットと数の言霊〜

蜜蜂と銃 〜タロットと数の言霊〜

あの世とこの世と数とタロット占い。

私が霊視リーディングを始めるに至る理由として切り離せない『想い』についてお話したいと思う。
この世にもあの世にも「白か黒か」では片付けられない真理があるのだから。

これを語るにはあまり知られたくない"私達"の秘密も少し話さなければならない。

"私達"と書いたのは理由がある。私を過去の呪詛から解き放つことに尽力してくれた師、ごく数名の親しい友人には既にお話しているが、柏木蓮を作る要素には自身を含めて三人の力が欠かせない。このうち一人は現世での身体の所有者であるT、Tと10歳で出会いスピリチュアルな助言を約束した大いなる意志としての存在、28歳でこの二人に出会い生き方を変えた私、柏木蓮である。

何を言っているのか首をかしげるかと思う、当然。

端的に言えば『現世に身体を持って生まれた一人に私を含めた二人の精神世界の住人が同居している状態』である。私達三人はそれぞれが独立した精神を持ち、お互いを尊敬し尊重している。妙に映るかもしれないがこれが生き方になってしまった。決して憑依状態でも精神分裂でも多重人格等の病気ではないし、そのような医学的な診断も受けたことはない。

私達は非常に上手くいっている。力のある能力者は私達を視てその関係と特殊な状態が理解できると思う。逆にこれが分からない霊能者は看板を下ろすことを勧める。

柏木蓮という名前は私の物であり、他の二人の呼び名ではない。私以外の二人にももちろん名前があり、役目も意志も得意分野も生き方もある。普段の生活は私と体の所有者でもあるTの二人で意志共有している状態が続いている。出会った当初はTの体に相当の負担がかかったことは間違いないし、これまで様々な弊害があったことも認める。しかしそれでも受け入れて貰えたことに感謝してるし、誰も後悔していない。

私は前世で自分の犯した間違い、自分の弱さや愚かさを知っているし、それを後悔しながらも救われないことに苛立ちを覚え呪いもした。それが間違いであったことに気がついた以上、これからは正しく生きたいと願うし、そうありたいと努力している。

私達が霊能者としての看板を掲げ、少なからず露出を始めるまでには誰にも言えない苦悩と葛藤があった。
昨今のスピリチュアルブームでは語られない暗く冷たい世界がある。かつての私が身をもって体験し苦しんだ『絶望と呼ぶべき世界』が存在している。光のみを語ることは楽でいいがその強い光の影にはまったく別の世界があり、苦しむ者が多くいることを知ってほしいと願う。

私達と供にある大いなる意志の彼は光を、私は闇を、皆さんと実際にお会いするTはその光と闇と現実を繋ぎ具現化する力。その全てが揃い『霊能者 柏木蓮』として光と闇で起こったこと、起こりつつあることを『霊視』として皆さんにお伝えしている。

私達を知る友人は私を「蓮君」「T君」ときちんと分けて呼んでくれる。
これは本当に感謝したい。私達が存在していることの証だから。