スプレッドに与える影響 | 蜜蜂と銃 〜タロットと数の言霊〜

蜜蜂と銃 〜タロットと数の言霊〜

あの世とこの世と数とタロット占い。

森ガール、山ガールと続いたら次は”川ガール”だろ!
と独りテレビに突っ込みを入れていたら、既に存在してるそうで…人の考える事なんて似たり寄ったりですね。

さて、以前とあるタロット占い師さんから「霊視ができるのにタロットを使う理由は何なの?」とご質問いただきました。鋭いご質問です。

そもそもタロットの起源や解釈には諸説あり、占いに利用されたの18世紀前半だと言われていますが、ハッキリとした結論は出ていません。一部の説ではタロットには精霊が宿り、その力で過去、現在、未来を占う事ができるとも言われています。

確かにタロットの絵柄は神秘的であり、一見しただけでは意味を理解するのは困難です。
タロッティストとデッキにも相性があり、実際の占い向き、観賞用、所有するのみと分けるタロッティストも少なくないでしょう。またタロットデッキにも大きく分ける流派があります。

とてもここで語りきることは困難ですから、興味のある方は関連書籍やウェブで調べてみてください。
Wikipediaのこちらのページも大変参考になります。

それほど奥深く神秘的なタロットですから視えない大きな力の存在を感じる方も多いでしょう。
私に質問をくれたタロッティストの彼女も、タロットが持つ大いなる力に霊視を加える必要があるのか、またその効果に疑問に持ったのかもしれません。

まずは優れたタロッティストの定義を考える必要があるかもしれません。
純粋なタロッティストしての私の能力は低いです。では私の考える優れたタロッティストとは何か。

『1』カードそれぞれの持つ意味を一定のレベルで理解できる。
『2』場に展開されたカードの全と個を適切に読み取り、ストーリーを創造できる。
『3』タロットにより導き出された結果を基に、ゲストの悩みを解消するための助言を与えられる。

これを如何なる時も高い次元で発揮できる。それが優れたタロッティストであると断言できます。

私がタロッティストしてマイノリティである理由は明確です。
『1』関連書籍を読めばカードの持つ意味がある程度身につきます。一応身についているはずです。付加された意味より絵の持つイメージを大切に扱います。
『2』展開はカードに任せず、霊視結果から私自身が場に影響を与えます。”カードを引く”というより”場に必要なカードを出す(引く)”といイメージです。
『3』霊視結果を目に見える形で場に展開します。視えないものを視える形に変換しているに過ぎません。もちろん、悩みの原因を取り除くために助言やコントロールを行います。

ここまで読まれて、王道を行かれるタロッティストであれば「こんなのタロットではない!」とお叱りになられるかもしれません。展開はタロットに任せるべきだ、という意見があるかもしれません。ごもっともです。

しかし私は、もっと自由でいいと思うのです。

教科書通りのカードの意味を大切にするなら、絵の代わりに文字で意味を書けば済みます。
スプレッドが大切ならオリジナルのスプレッドを創作することは冒涜でしょう。
カードに任せない展開は自分の能力が問われます。自分の能力次第で結果が変わりますから、半端なことはできません。極めれば極める程にオリジナリティが重要になり、よりシンプルになります。

ゲスト個々の悩みは時代や背景で様々に変わります。タロット誕生の時代には想像もできなかったような悩みに向き合わねばなりません。過去の手法が悪いわけではなく、絶えず時代を感じ取って洗練させる必要があると考えるのです。

タロットは所詮道具に過ぎません。道具は目的を達成するために適宜変化を求められます。
目的はゲストの悩みを取り除くための手助けですから、道具は自分の手になじむよう進化させればいいです。

私の基本はあくまでも『霊視』ですが、占いとは本来「視えないもの視る手法」であると言えます。
趣味でタロットを愉しまれている方も『視えない力の存在』を意識してリーディングを行ってみてください。もっとタロットが身近で面白いものになるはずですよ。